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    ダイヤモンドの価値とは?
    その種類はどれくらいか

永遠の輝きと言われる
ダイヤモンドの価値とは?
その種類はどれくらいか

ダイヤモンドの品質と
レベルを左右するもの

ダイヤモンドの品質とレベルは4Cで決まる

ダイヤモンドの品質は「4C」と呼ばれる評価基準で決定されています。4Cとは、Carat、Color、Clarity、Cutの頭文字を取った総称です。4Cの評価基準はダイヤモンドの品質をよりわかりやすくすることを目的として、1940年前半に米国宝石学会の創立者によって定められました。

ダイヤモンドの4Cとはどのような内容なのか

カラットとは「Carat」と英語で表記され、宝石の重さを表す単位です。1カラットはグラムに換算するとおよそ0.2gとなり、カラット数が大きいほどダイヤモンドも大きくなります。カラーは英語表記で「Color」と表記され、ダイヤモンドの色を表しています。採掘されたダイヤモンドには色が付いており、無色透明であるほど光を反射して強く美しく輝くため、価値があると認められます。カラーはローマ字でDからZまでの23段階で評価され、色合いが黄色っぽくなると価値が下がります。クラリティは英語表記で「Clarity」と表記され、ダイヤモンドの透明度を表します。天然のダイヤモンドには少なからず、不純物が混ざっています。インクルージョンやブレミッシュがどのくらい混入されているか、また、その大きさで品質を評価をします。不純物がほとんどなく、透明度の高いダイヤモンドほど価値は高くなります。カットは英語で「Cut」と表記され、ダイヤモンドの形状やプロポーションの基準を表しています。ダイヤモンドは白く輝くほど美しいとされるので、それを決定的にする要素と言われています。カットのグレードには最高級の「エクセレント」を始め、「ベリーグッド」「グッド」「フェアー」「プアー」があり、一番最下位が「プアー」となります。また「エクセレント」はさらに3つに細分化されていて、トリプルエクセレントとハートアンドキューピットが一番最高位で、カットの基準をすべて満たしていると言われています。

4Cレベルのダイヤモンドと
カラーダイヤモンドは
どこが違うか

カラーダイヤモンドとは

ダイヤモンドは炭素が規則正しく結合することで構成されていますが、その中に不純物が入ることでカラーダイヤモンドができます。また、炭素同士の結合で何かしらの原因により歪みが生じたり、原子の欠陥があっても色付きダイヤモンドが構成されます。カラーダイヤモンドが構成されやすい条件の一つとして窒素の含有量があげられ、窒素が多ければ多いほど黄色っぽいダイヤモンドが構成されます。その他にも、ホウ素が含まれることでブルーダイヤモンドを構成したり、黒鉛がダイヤモンド全体に広がることでブラックダイヤモンドが構成される可能性もあるようです。

カラーダイヤモンドは4Cとは別に評価される

ダイヤモンドは通常、無色透明であると価値が高いと評価されますが、カラーダイヤモンドは別の価値があると認識されています。4Cの評価基準の中のカラーは、使用されていないアルファベットのDを最高グレードとして一番最下位のZまで23段階に分けられ、世界一貫のカラーグレードとして使われています。その中でZに近づくほど黄色みがあるダイヤモンドと評価され、Z以降は黄色よりさらに色の濃いダイヤモンドと評価されます。カラーダイヤモンドは色でさらに細かく分類され、明るさや彩度で詳しく分けられます。カラーダイヤモンドの希少性は大きく分けると8つに分かれており、最も希少価値が高いのはレッドやパープル、ピンクで、価値が低いのではないかとされているのが、オレンジやイエローのカラーダイヤモンドとなっています。

カラーダイヤモンドは人工的にも作れる

またカラーダイヤモンドの中には、人工的に着色されたダイヤモンドも存在しています。ダイヤモンドに色を付けるため放射線を照射して内側から変化させて着色させたり、高温中において高圧をかけたり、別の物質を注入したり、表面をカラーコーティングすることで色を付ける方法があるようです。放射線を照射されたダイヤモンドは摩擦などで色が擦れてなくなることはなく、半永久的にその色を保持すると言われています。

カラーダイヤモンドに
必要な条件

カラーダイヤモンドに必要なのは色

カラーダイヤモンドは白く透明な最高ランクのダイヤモンドよりも採掘される可能性が極めて稀なため、価値が高いとされています。その中でも価値が高いと認められているのは、レッドやブルーのダイヤモンドです。

カラーダイヤモンドのグレーディングレポート

カラーダイヤモンドにも4C基準で評価されるダイヤモンド同様に、グレーディングレポートが鑑定後に用意されます。4Cのうち、カラットとクラリティに関しては無色透明のダイヤモンドと同様に評価を行います。4C基準の中のカットの項目に関しては、ダイヤモンドのカットの形や研磨、ダイヤモンドの対称性に分けて個別に詳細に鑑定されます。その他にも、蛍光を発するかどうかというフローレッセンスや、天然石か科学的に処理された石なのかを明示するオリジン、色ムラについての評価であるカラーディストリビューションといった、さらに細分化された項目が付け加えられています。この中で一番重要なのは、ダイヤモンドの色を示すカラーです。カラーダイヤモンド独自の複雑な基準があり、色の段階である27色に6色を加えた33色に分けられており、さらに色の強さとして9段階に分けてあります。カラーダイヤモンドは資産価値としても大変価値が高く、希少色で発色具合がよく、粒の大きさが大きければ価値が高くなります。色の中で価値が高いのはレッドで、次にブルー、グリーン、パープルの順で価値があると認められ、無色透明のダイヤモンドよりも価値が高くなる場合があります。また、ブラウン系やイエロー系は一般的には価値が低い、または小さいとされますが、発色の具合や大きさによっては価値が高いと認められる場合もあります。米国宝石学会のカラーダイヤモンドのグレーディングレポートは、0.15カラット以上でルースである場合や亀裂などがある場合、ポリマー充填を施すフラクチャー充填、またはコーティングを行っている石については発行されることはありません。そのため0.15カラット未満、または指輪などに加工したダイヤモンドについては、カラーと起源についてのみ記載されて発行されます。

カラーダイヤモンドの種類

カラーダイヤモンドの種類は9つ

カラーダイヤモンドの種類は主に、レッド・パープル・ブルー・ピンク・オレンジ・イエロー・グリーン・ブラウン・ブラックの9つのカラーに分けられます。どの色のダイヤモンドにも趣(おもむき)があり、人を惹き付ける魅力があります。

それぞれのカラーダイヤモンドについて

南アフリカ共和国のケープ州で産出されるダイヤモンドの多くは、黄色みを帯びています。それを宝石商では「ケープ」と呼んでいます。無色透明ではない淡い色のケープは大変産出量が多いため希少価値は低いですが、中には色が濃く美しいケープが採れることがあり、イエローダイヤモンドと呼ばれます。好まれることが多いのはオレンジ色を帯びておらず、カナリヤやレモンに近い色で、市場では価値が高くなります。ピンクダイヤモンドが採掘できる場所はオーストラリアのアーガイルや南アフリカのカリナン鉱山、タンザニア、ザイール、アンゴラ、ロシアのアーケンシェル鉱山などですが、供給量が極小であることから、大変価値の高いカラーダイヤモンドと評価されています。売り出されている大粒のピンクダイヤモンドは、ほとんどが還流品です。ブルーダイヤモンドは、南アフリカ共和国のプレミア鉱山で稀に採掘されることがあります。品質としては、色は薄くもなくグレーがかっていないものが良いとされています。しかし、産出量が極端に少ないため、理想的な品質であるブルーダイヤモンドを入手するのは困難と言われています。白く光るダイヤモンドを形成しているのは炭素ですが、この中に窒素を含み、さらに自然界で放射線を浴びていくことで緑色に発色するのがグリーンダイヤモンドです。ブラックライトに当てるとその色合いが変わります。鉄鉱石や黒鉛が全体的に広がることで、黒い色が付いた石をブラックダイヤモンドと言います。このダイヤモンドが放つ光には、女性に限らず男性でも虜になってしまうような魅力があります。さらに近年では、人気のため人工物まで作られるようになりました。

カットの仕方で分類される
ダイヤモンド

カットはダイヤモンドそのものに大きな影響を与える

ダイヤモンドの美しさや輝きに大きな影響を与えているのは、カットによる加工技術です。加工の仕方が変わるだけで輝きの度合いが大きく異なるので、選ぶ際には外せない項目になります。ダイヤモンドの加工の仕方は主に3つで、その中でさらに詳細に分けることができます。

ダイヤモンドの主なカット方法

主なカット方法は、ブリリアントカット・ステップカット・ミックスカットの3つです。ブリリアントはダイヤモンドを加工する際に最もよく使われる方法で、その機構は上部の平らな面と下部のとがった部分、そして三角形および菱形で構成されているファセットの3つの部位で成り立っています。ダイヤモンドに入ってくる光を反射して、美しく輝くように計算されて生み出されています。その中でも、ハートシェイプブリリアントはハート形にできる原石が入手しにくいため、希少性の高い加工法で指輪にすると個性が際立ちます。ステップが施されたダイヤモンドは、正面から見ると正方形や長方形に見えますが、裏を見ると階段状になっているところが特徴です。石が持つ本来の色を最大限に活かしており、輝きを強くするよりも、透明感を感じられるように加工することを重視しています。この中でエメラルドは実際の石よりも大きく見せることができ、エメラルド以外の宝石にも用いられることがあるようです。エメラルドを正方形にした加工法がアッシャーです。また、ブリリアントとステップの良い面を活かしているのがミックスで、実物の石が大きく見えるようにする技法と輝きを増すように設計されたデザインは人気があります。角を削ったりしないでそのまま残しているプリンセスは、1970年後半に考案された加工法で、強く輝くようにダイヤモンドを加工することができます。さらにダイヤモンドのロスが少ないこととネーミングのよさで、大変人気がありました。

ダイヤモンドのカットグレード

ダイヤモンドのカットグレードは加工法の種類ではなく、加工面や角度を付ける研磨、ダイヤモンドの光の相互作用を評価したものがカットグレードで段階に分かれています。

人気があるダイヤモンドの
種類はどれか

大きなカラット数のダイヤモンド

採掘されるダイヤモンドの多くは、大きさが小さく、グラム数に換算してもあまり重さがありません。これまで大きな原石が採掘された記録は、歴史上でも残っていないようです。そのため大きなダイヤモンドは価値があり、高く評価されます。1カラット以上あるダイヤモンドは希少価値が大変高く、金額的にも高額で取引されます。

希少性が高いダイヤモンド

白く美しく輝いているダイヤモンドも人気がありますが、石の仕上がりに外部から影響を受けたり、石の中に取り込まれた別の鉱物の影響で色が付いたカラーダイヤモンドは、産出量が極めて少ないため人気があります。カラーダイヤモンドで最も人気があるのは天然のカラーダイヤモンドで、その中でもピンクダイヤモンドはカラーダイヤモンドの中でも比較的に手に入りやすいため人気の石です。淡いピンク色の柔らかい色合いの石は女性に大変人気があり、結婚指輪や婚約指輪として希望される方が多いようです。落ち着ついた輝きがあるブラックダイヤモンドも男性に人気があり、あまりにも需要が高まったため人工で作られるほどになりつつあります。

凝ったデザイン加工を施してあるダイヤモンド

ダイヤモンドはそのままでも美しいですが、有名なデザイナーがデザインして加工することにより持っている特性が活かされ、さらに美しく輝きます。人気のあるデザイナーやブランド商品が売れて人気があるのは、ダイヤモンドをどのようにすればより光り輝く石に変わるのかを知り尽くしているからです。ティファニーやカルティエのように使用している貴金属はシンプルですが、ダイヤモンドを美しく見せるために凝った作りのデザインにしています。

品質が高いダイヤモンド

ダイヤモンドは4Cの評価基準で鑑定されますが、その中のクラリティの項目においてVS以上のグレードの石であればほとんど不純物が含まれておらず透明度が高いため、大変価値が高い石になるので購入を希望する人は多くなります。

査定でわかるダイヤモンドの
価値

査定には鑑定書を持参することと、お店を調査することが必要

自分が所有してるダイヤモンドの価値を知りたい場合には、鑑定書があれば必ず一緒にして査定を受けることが重要です。鑑定書には細かく石が持っている特徴が記されているので、一緒に持ち込むと鑑定書の見方などを教えてもらうことができるので、改めて石自体の価値がわかります。さらに専門知識を持っている鑑定士がいる店かどうかを調査してから石を査定に出すと、なぜ価値があるのか、価格を付ける場合どのくらいの金額になるのかを説明してもらえる場合があります。そのお店がダイヤモンドの買い取りに特化しているところであればダイヤモンドの特性や希少性に関して熟知しているので、よりダイヤモンドのことを詳しく調べ、教えてもらうことが可能になります。ダイヤモンドは人工でも作り出すことができるので、鑑定書の内容を確認することで天然石かどうかを判定してもらうこともできます。

ダイヤモンドの価値は一定していない

ダイヤモンドは市場に出される場合、値段はドル建てになります。そのため外国為替相場の影響で日本では円高や円安時で円とドルのバランスの均衡が崩れることもあり、かなりダイヤモンドの価格に変化がある場合も想定されます。また、ダイヤモンドを購入したいという方が増える一方で、需要よりも供給される数が少ない場合は価値が高まります。しかし、単純に大きなダイヤモンドというだけでは価値があるとは言えません。その時に人気があるものが高い価値を持つ傾向があるので、消費者の需要も価格や価値に大きく関わってきます。そして、ダイヤモンドが消費者の手に届くまでにいろいろな過程を経ています。採掘からデザイン、研磨、加工、輸送において時間と手間がかかるほど、ダイヤモンドの価値は高まります。これはダイヤモンドの宣伝費や仲介役の店の維持費や広告費、輸送費、人件費などがダイヤモンドの販売価格に含まれているためです。そのため一見小さく、値段が安価に見えるダイヤモンドに意外な値段が付けられている場合もあるようです。

まとめ

ダイヤモンドは、その性質を活かした加工をすることで本来の石の状態よりもさらに魅力が増す可能性があります。もしダイヤモンドを持つ機会があれば、色や透明度だけではなく、加工の仕方にも注目することが大切です。自然界で作られた石にひとつとして同じものはありません。手元にダイヤモンドがあり、どのくらいの価値があるのか、また種類に関して気になる場合は鑑定書があれば一緒に持参して、査定を受けてみるとよいと思われます。

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