ダイヤモンドとルビーの違いや買取評価の情報を比較!

ダイヤモンドとルビーは、サファイヤやエメラルドと共に世界の四大宝石と呼ばれる宝石です。こちらでは、それぞれの特徴や見た目の違い、買取にも有利なお手入れ方法や保管の仕方などを含め、買取評価情報の比較を行うことにしましょう。
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ダイヤモンドとルビーの特徴や見た目の違い
ダイヤモンドやルビーは世界の四大宝石に分類される宝石で、その価値の高さは名前を聞いただけでも宝石のことをあまり知らない人でも何となくわかる、という人が多いとえるアイテムです。鉱物の硬さを1から10までの数字で表したものをモース硬度といいますが、ルビーは9でダイヤモンドは10、ルビーはサファイヤと共にダイヤモンドに次ぐ硬さを持ちますし、水晶やトパーズなどの石にも傷を付けることができる硬さを持つため、保管を行う際には他の宝石とは触れないようにすることが大切です。鉱物を構成する原子の配列で、原子同士の結合力の弱い部分に沿うよう割れる性質をへき開といいますが、ルビーはへき開がないため、宝石の中での耐久性は1番です。ダイヤモンドは自然界に存在する鉱物の中では最も硬く、様々な物質に対して傷を付けることができますが、へき開は4方向に持つとされており特定方向からの衝撃を受けたときには簡単に砕けることを意味します。なお、ルビーはコランダムという酸化アルミニウムの鉱物の中でクロムが約1%含有することで赤く発色し、ダイヤモンドは無色透明から黒まで様々な色が存在するなど色による違いがあります。コランダムにクロムが含まれていても、その量が微量のものはサファイヤに分類されるなどルビーとサファイヤは兄弟のような関係といわれることが多いようです。
ダイヤモンドとルビーのお手入れや保管方法の違い
ダイヤモンドやルビーを手に入れたとき、いつまでもその輝きや美しさを維持させるためには適切なお手入れ法や保管の仕方を理解しておかなければなりません。目立つような汚れがあるときなど、水やお湯でお手入れをする場合、洗剤を使って洗浄することはできますが、超音波洗浄機を使う際にはルビーは可能だけれどもダイヤモンドは利用できないことを覚えておきましょう。また、ルビーは欠けなどがなければ超音波洗浄機を使うことができますが、欠けが生じているものは利用できないことも覚えておく必要があります。洗剤を使い洗浄するときには、液体キッチン用洗剤の中性洗剤を使い、薄めた洗剤液に浸しながら柔らかいブラシなどを使って、優しく擦るよう汚れを落として最後に洗剤をきれいに落としてから水分を取り除いて乾燥させます。普段のお手入れでは、使い終えたら乾いていて柔らかい布を使い優しく拭く、このような習慣を身に付けておきます。保管の仕方ですが、ルビーやダイヤモンドは熱や光などにも強い性質を持つものの、ジュエリーとして貴金属部分の劣化を招くこともあるため、冷暗所の保管および管理がおすすめです。ちなみに、ルビーは欠けがなければ超音波洗浄機を使うことは可能ですが、貴金属の台座などセットが甘いものは台座から外れてしまうこともあるので注意しなければなりません。
ダイヤモンドとルビーのアクセサリーの違い
アクセサリーは、大まかなカテゴリーでは装身具でネックレスやピアス、リングやブレスレット、その他にも帽子やベルトなど身を飾るものも含まれます。ジュエリーは、金や銀、プラチナなどの貴重な金属や天然宝石を使用したもので、使用される天然宝石はダイヤモンドやルビー、サファイヤやエメラルドなどの宝石です。さらに、天然宝石に石留めや地金に磨くなどの加工が施されているなどの特徴を持つものをジェリーと呼びます。ルビーは赤色の発色がきれいなものほど高額になりやすいのですが、ルビーの中には不透明のものも存在していて、透明度が高いものと比べると価値は下がるものの発色がきれいなものはジュエリーで使用されることも少なくありません。また、ルビーはアクセサリー用のビーズで使われることも多くアクセントで使える魅力を持ちます。ルビーは赤色が特徴的な宝石、ダイヤモンドは限りなく透明な色合いの宝石です。ルビー以外の色はすべてサファイヤになり、青以外にも紫やピンク、黄色や緑色、オレンジ色など色味が豊富でそれぞれの価値が異なります。ダイヤモンドは落ち着いた色合いを持つアクセサリー、ルビーは艶やかさを持つアクセサリーなど宝石の色による違いが存在します。高級腕時計などでもこれらの宝石が使われているものがあり、人気を集めています。
ダイヤモンドとルビーの評価や人気を比較
ルビーは、薄い色や濃すぎて暗いもの、色が均一ではないものはマイナス評価になりやすく、色としてはピジョンブラッドと呼ぶ鳩の血色のような濃い赤色で、宝石内部からの照りが感じられるものが最高とされます。これに対し、ダイヤモンドは無色透明に近いものほど高い評価となり、黄色味を持つものは評価が下がります。ただ、ダイヤモンドの評価は、それぞれの色が鮮やかに発色していることがポイントで、このような色合いダイヤモンドは評価そのものが高くなります。赤やピンク、ブルーなどのダイヤモンドは産出そのものが非常に少なく希少カラーともいわれていて、その中でも発色が良いものは無色透明の高品質なダイヤモンドよりも資産的な評価が高まります。ダイヤモンドやルビーで評価が高くなる条件は、内包物がなくしかも透明度が高いものです。ダイヤモンドの内部を宝飾用の10倍ルーペで見た際に、内包物(インクルージョン)がどのくらい見えるか、細かな基準が設けてありそれにより評価が変わって来ます。ルビーの場合は、内包物が高評価になることもあります。ルチルと呼ばれる針のような形をしている内包物が見られ、これが束になって交差するものをシルクと呼び、シルクを内包しているルビーをカボションカットするとスター効果が作り出されて、スタールビーと呼ばれる高評価なルビーも存在します。
ダイヤモンドとルビーの値段と価格相場を比較
世界の四大宝石の中でエメラルドやルビー、サファイヤは色石と呼ばれるもので価値判断ができる専門家は少ないといわれています。それは、査定に持ち込まれたものが天然の本物であるのか否か、着色されているものであるのか様々な角度からの分析が必要でお店によっては店頭での査定ができない、色石は難しいと答える買取店も存在します。そのため、色石を買取業者の多くは鑑別書を求めるケースが多く、これを用意することが必須といえます。ダイヤモンドの場合は、鑑別書がなくても買取店に検査機器があれば査定できるといわれていて、検査機では本物であるのか否かを見極めて大きさやカット、透明度や色合い4つの品質を見極めます。ただ、鑑別書の有無は査定時の買取価格の目安にも使えるもので、買取店ごとに査定の方法や経験値などが異なるため事前に相場を調べておく必要があります。相場を掴む方法としておすすめのやり方は、買取実績を豊富に持つ専門店をインターネットで探す、LINEやメールを使った査定方法を用意しているお店を選んでおけば、都度来店することなく相場を把握することができます。LINEやメールでの査定は、ダイヤモンドやルビーなどの宝石を写真撮影してそれを添付してお店に送るだけで済みます。また、LINEを使った際には聞きたいことをその場で聞くことができるため疑問点などを持つときなど解決に便利です。
ダイヤモンドとルビーの査定基準と買取店の上手な選び方
ダイヤモンドやルビーの買取は、宝石としての評価が査定の基準になりますが、カラーストーン(色石)に関する知識を豊富に持つ正当評価が可能な買取業者は少ないため鑑別書は必須アイテムといえます。鑑別書がない場合でも、宝石学のプロとされる米国宝石学協会の認定資格GGや英国宝石学協会の認定資格FFGAなどこれらの認定資格を持つ鑑定士がいる買取店を選ぶことでダイヤモンドやルビーの価値を正確に見出して貰えます。ちなみに、鑑別書は宝石やアクセサリー類、ジュエリーなどを購入した際にお店のスタッフから受け取っているものでどのようなクォリティーを持つ商品であるのか証明してくれる重要書類です。鑑定は時間をかければ正確な査定をすることができるといいますが、買取査定ではそれほど時間をかけたくないと考えるケースは多いため鑑別書はダイヤモンドやルビーなどの宝石の一部として大切に保管しておくことをおすすめします。また、買取査定の中では流行のデザインや人気ブランド、ギャランティーカードや箱、袋などの付属品が揃っているのか、商品の保存状態が良好なものなのか様々な角度から査定を行い評価しますので、普段からお手入れを欠かさずに行い、お店に持ち込む前にもしっかりお手入れする、そしてなるべく購入したときと同じ状態にして持ち込むことが高価査定に繋がります。
まとめ
ダイヤモンドやルビーは、とても美しくかつ資産価値を持つ宝石です。美しさや資産価値を維持するためには、日々のメンテナンスや適切な保管方法を把握することが大切です。価値を維持させることは、買取のときにも高評価に繋がるものですが、色石の査定は非常に難しいものとされており、鑑別書を持参することで適正な価格で買取して貰えます。買取店を選ぶときにはGGやFGAなどの認定資格を持つ鑑定士がいるお店を選ぶこと、これにより持ち込んだ宝石の価値を最大限に引き出して貰えます。