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【タンザナイト】の基本情報をわかりやすく解説!

タンザナイトの意味と特徴

タンザナイトは、世界中の地域で産出されています。ゾイサイトの中でも、タンザニアで採れるものを指します。この宝石の名称には「タンザニアの石」という意味があります。タンザナイトは、その色から「ブルーゾイサイト」と呼ばれることがあります。青色から青紫色のものまでさまざまな種類があり、透明感のある宝石です。タンザナイトの中には多色性を持つものがあり、光の種類によって色が異なって見えることがあります。また、「高貴」という意味や「知性」、それに「冷静」といった意味を持つ宝石です。落ち着いたブルーの色合いから、これらの宝石言葉が選ばれたと考えられています。タンザナイトのモース硬度はおもに6から7程度で、あまり高い硬度の石ではありません。そのため、取り扱いにはやや注意が必要となります。一般に広く知られるようになったのは、1980年以降という歴史上では比較的新しい石です。今や世界的に有名となったブランドのティファニーが、最初に取り扱ったことで有名になり、現代のような人気を集めるようになりました。

タンザナイトの色と効果

タンザナイトは、アフリカ大陸の東側にあるタンザニアの空の色を思わせるような青色や青紫色をしています。それまでに採掘されていたゾイサイトといえば、ピンク色や緑色などばかりでした。しかしそれらとは全く異なる、青色をしているのが特徴です。そのようなカラーから、ブルーゾイサイトと呼ばれることがあります。また多色性があるのも、タンザナイトの特徴の1つです。多色性とは、見る角度や光の種類によって色が違ってみえる効果のことです。青色が濃く見えるときもあれば、紫色に見えることもあります。日中の屋外、自然の太陽光に照らされているときは濃い青色に見えたものが、夜になって白熱灯の光で見ると紫に見えたりするのです。とはいえタンザナイトの場合は、アレキサンドライトほど色に大きな違いがあるわけではありません。タンザナイトは一般的に、多色性の強い方が高評価です。それに加えて、淡いものよりは濃いものが価値があるとされています。このようなタンザナイトのブルーは、見る人の気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。

タンザナイトの産出国

タンザナイトが世界で初めて発見されたのは、1967年のことでした。場所はアフリカ東部にあるタンザニア連合共和国アルーシャです。この地域の鉱山では、それまで主にルビーの採掘が行われていましたが、タンザナイトは偶然発見されました。この鉱物は灰簾石(かいれんせき)とも呼ばれるゾイサイトで、青色をしているものです。それ以外の色の灰簾石は、以前から別の地域で見つかっていました。例えば、同じ東アフリカのケニアや北欧、南アジア、それにヨーロッパ・アメリカなどでも採掘される鉱物です。灰簾石そのものは、世界の様々な地域で産出されています。中でも、タンザニア近辺で採掘されたものをタンザナイトと呼びます。灰簾石は含まれる物によって色が異なります。バナジウムを含むと青色や青紫色のタンザナイトになり、マンガンを含むとチューライトという桃色の鉱物になるのが特徴です。チューライトは主に、ノルウェーやオーストリアなどで産出されています。タンザニア近くのケニアでは、ルビーを内包した緑色の灰簾石のアニョライトが多く産出されます。

タンザナイトのお手入れと
保管方法

青や青紫の色合いが美しいタンザナイトは、一見するとサファイアのように見える宝石です。サファイアと比較するとかなりモース硬度が低く、傷ついたり割れたりしやすいため注意が必要となります。衝撃を受けると結合力の弱い部分に沿って割れる性質がある宝石です。そのような特徴をもつタンザナイトは、超音波洗浄器を使用して洗浄することができません。タンザナイトのお手入れをするときには、基本的には柔らかい布で汚れをぬぐう方法が適しています。布で乾拭きするだけでは不十分である場合には、洗剤を使用してぬるま湯で洗うことができます。この際にはブラシなどは使用せずに、指で優しく洗うようにすることがおすすめです。洗剤を使用したあとは、よくすすいで洗剤が残らないようにしてください。タンザナイトを保管するときには、傷を付けたり衝撃を受けたりしないように配慮するのがポイントです。他のジュエリーとひとまとめにしておくと、擦れたり当たったりした拍子に破損することが考えられるため、ひとつずつ丁寧に保管することをお勧めします。

12月の誕生石の種類

12月の誕生石の1つに挙げられるのは、タンザナイトです。「ブルーゾイサイト」とも呼ばれ、深い青色が特徴的です。光源によって色が違って見えるのが魅力の1つで、タンザナイトのジュエリーは12月生まれの方への贈り物に適しています。タンザナイトのほかにも、12月の誕生石とされているものにはいくつかの種類があります。その1つは「ブルージルコン」という宝石で、こちらも青色をしているのが特徴です。透明感のある宝石で、どちらかというと優しい色合いのブルーが特徴となっています。その名称から、人工的に作られた模造ダイヤモンドのキュービックジルコニアと間違われやすいのですが、ブルージルコンは天然石です。さらに「ターコイズ」も12月の誕生石の1つです。この鉱石には、タンザナイトやブルージルコンのような透明感はありません。不透明な青色や、緑色が多くみられるの鉱物です。古くから装飾品として使われてきた石で、トルコ石と呼ばれることがあります。古代のエジプトやインカの財宝などにも使われた古い歴史があります。

まとめ

タンザナイトは青や青紫色をした美しい宝石です。多色性を持つものもあり、光源によって色が異なって見えることがあります。青色のタンザナイトは、見る人の気持ちを落ち着かせる効果があるとされています。産出地はタンザニア連合共和国です。硬度は高くないので、取り扱いには注意が必要です。お手入れをする際には柔らかい布で汚れを拭くか、洗剤を使用してぬるま湯で洗います。また傷つかないように、単体で保管することがおすすめです。12月の誕生石にはタンザナイトやブルージルコン、ターコイズがあります。

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