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エルメスに味が出てくる?
使いやすくなる
ヴォー・ガリバー
ヴォー・ガリバーとは、エルメスが開発した牛の皮革素材です。雄の子牛の皮革を、きめ細かく型押し加工しています。過去に「ムー」という名称で呼ばれていたこともあり、ケリーバッグのモデル群に使用していた際には「ケリームー」というモデルが販売されていました。できたて特有の硬さがなく、こなれた柔らかな肌触りが心地よい素材です。ヴォー・ガリバーを採用したケリーは、柔らかい素材感を活かして折りたたみ可能となっています。エルメスはフランスのパリで馬具工房としてスタートしただけあって、皮革の取り扱いも一流です。職人による手作業で縫製されているため、極上の素材を最大限に活かしています。ヴォー・ガリバーの滑らかな質感は手触りだけでなく、多彩な色味への対応力にも影響を与えています。華やかでありながら自然で落ち着いた光沢感があり、色味を活かす発色が得意な点も魅力です。そのため鮮やかな色味にもマッチしており、製品を多彩に輝かせる底力を持っています。ヴォー・ガリバー自体は、現在は惜しくも生産終了となりました。しかし後継の素材であるヴォー・スイフトが台頭しており、現在もさまざまなモデルに採用されています。優れたデザインを持つエルメスの製品群を、より魅力的に仕上げるヴォー・ガリバーを採用したモデルを見つけたら、すぐに手に入れるのが良いでしょう。
ヴォー・ガリバーの魅力が
1番出せるカラーとは
180年以上もの歴史を持つエルメスは、製品のデザインはもちろん多彩なカラーも生んでいます。毎年製品を発表するごとに、新色も誕生しているため、その数は膨大です。豊富なカラーの種類の中でも、ヴォー・ガリバーと相性の良い色味を紹介していきましょう。ヴォー・ガリバーは発色性が豊かであり、素材の質の良さも相まってマッチするカラーは実に多彩です。ヴォー・ガリバーは定番とされる、ベーシックカラーとの相性も非常に良好です。皮革を用いたバッグと馴染みが良く、定番とされる色味には、まず、ブラックが挙げられます。手持ちのバッグの中にひとつは持っておきたい必須のカラーリングであり、当然ながらヴォー・ガリバーとの相性も抜群です。長持ちするアイテムが欲しい、良いバッグをいつまでも使いたいという方にぴったりなブラックは、柔らかでしっとりとした質感のヴォー・ガリバーによく似合います。この皮革素材の程よい光沢感が上品な味わいをプラスして、優雅な装いをすることができるでしょう。また、ヴォー・ガリバーは、落ち着いた深みのあるカラーである、ショコラとも綺麗にマッチします。優雅さを漂わせるこの濃厚なダークブラウンの色味を選べば、暗めの茶色に赤色を少し混ぜたようなカラーリングをヴォー・ガリバーがさらに引き立て、大人の余裕を付与するでしょう。熟練のブランド・エルメスだからこそ出せる、絶妙な色味のバランスが堪能できます。
ヴィヴィッドなオレンジも
定評のあるヴォー・ガリバー
上品な光沢感と、柔らかな質感であるヴォー・ガリバーは鮮やかな色味とも綺麗にマッチします。エルメスの代表的な色味ともいえる、オレンジカラーとの相性は抜群です。バッグは当然として、財布やケースなどさまざまな製品にマッチングする色味です。特に歴史あるエルメスのオレンジ色は、ブランド名が冠されるほどに意味と歴史が詰まった色味でもあります。第二次世界大戦中にも営業をストップさせず次々と人気製品を製造・販売していたエルメスですが、当時困っていたのが包装資材の不足です。顧客が購入した際に商品を梱包したり、封入したりするための紙やボックスが足りなくなっていきました。白地にリッチな金色で飾ったボックス、茶色で彩られた象牙カラーのボックスといった風に、普段の梱包材が使えなくなっていきます。最後に残ったのが、何を隠そうオレンジ色の包装紙です。しかし意外にも顧客からは好評であり、戦争が終わって物資が整った後もオレンジ色が良いという声が高まり、パリジェンヌたちはオレンジ色の箱を持ち歩きました。当初はオレンジボックスという名称でしたが、後にエルメスオレンジという色名に変更され、今やブランドを代表する色の1つとして沢山の製品に採用されています。エルメスの自慢の素材の1つであるヴォー・ガリバーは、発色性が高く、この特有のオレンジ色がよく映えます。
ヴォー・ガリバーを持つなら
このモデルがおすすめ
フランス発のエルメスは、ヨーロッパだけでなく全世界の女性の憧れの的であり、実に多彩なラインナップを毎年発表しています。コットンや皮革などさまざまな素材がバッグをはじめとする製品に使用されていますが、そんな中でもヴォー・ガリバーを採用しているおすすめの製品を見ていきましょう。2006年に後継の皮革であるスイフトが登場するまで、ガリバーを採用していた中でも特に人気があるのがプリュムです。フランス語で羽という意味を持つ単語が名付けられたプリュムは、シンプルながらも普遍的なデザインで根強いファンを釘付けにしているハンドバッグです。かつては旅行者がメインであり、現在はキャンプ地などアウトドア用品としても親しまれているブランケットホルダーよりヒントを受けて誕生しました。その歴史は古く1967年に登場しており、ヴォー・ガリバーとの相性は非常に良いです。プリュムは丸みを帯びた正方形に近い四角形のボディに、細くて愛らしいハンドルが印象的です。4種類のサイズを展開しており、横長のエランと少しフォーマルな場面にも使えるドッグの2つのシリーズが主流となっています。羽のような軽さをコンセプトに据えたプリュムには、柔らかな印象のヴォー・ガリバーが最適です。使用する場面を選ばないシンプルな形状に、ガリバーの個性的なカラーリングがマッチします。
スタイリッシュでエレガントな
ケリーにもおすすめの
ヴォー・ガリバー
ヴォー・ガリバーは、プリュムを超えて長い歴史を持つケリーにも最適です。誕生したのは1956年と古く、ブランドを代表する色味がオレンジボックスと呼ばれていた時代です。女優からモナコ公国の公妃へと転身した、グレース・ケリーの名前が冠されるまでは、このバッグはサック・ア・クロアと呼ばれていました。前身であるモデルは1935年に発表されているため、旧モデルの時代から数えると80年以上にわたる歴史を持つことになります。今やエルメスを代表するモデルの1つとなっているケリーですが、ヴォー・ガリバーが採用された製品は非常に人気があります。ケリーは少し下が広がった台形のボディに、上部にアーチを形成するハンドルといったように印象的なフォルムが特徴です。合計6種類ものサイズのバリエーションを持ち、柔らかさを備えたデザインにこなれた素材であるヴォー・ガリバーはよくマッチします。この皮革素材は内縫いのケリーによく用いられ、ファンも多く人気の製品です。なお2000年以降にはケリーの新たなシリーズが誕生しており、一風変わった愛らしいケリードールにも採用されています。加えて2007年に発表された、ケリームーにも同様に素材として用いられています。洗練されたデザインと優雅さを持つケリーを、日々の中で何気なく使うには、ヴォー・ガリバーを使ったモデルがおすすめです。
まとめ
馬具工房からスタートしたエルメスにとって皮革素材は特にこだわりが強く、ヴォー・ガリバーもそんなエルメスの自信が見え隠れする素材の1つです。長い歴史の中でも頻繁に用いられ、根強い人気を持ち続けています。派手な光沢ではなく色味を際立たせる自然な素材感であり、柔らかく手に優しい高品質な皮革素材です。個性的なエルメスなカラーを上手く受け止めて、一段上のアイテムに見せてくれる上質な素材ヴォー・ガリバーの魅力を堪能してみましょう。
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