一流紳士の愛用品！
エルメスが誇る一生物の
バッグ
サック・ア・デペッシュと
その逸話

ケネディー大統領や
ウィンザー公など
世界を牽引する人物に
愛されたバッグ

エルメスのサック・ア・デペッシュは1928年に、書類を携帯するために作られました。フランス語でサックは鞄、デペッシュは公文書を意味します。これまで世界の名だたる政治家や外交官、芸術家たちに愛用されてきました。代表的な人物として、アメリカの第35代大統領J・F・ケネディ氏やイギリスのウィンザー公、フランスで作家や政治家として活躍したアンドレ・マルロー氏などが挙げられます。価格は100万円以上なので、かなり高価な書類ケースと言えるでしょう。しかし世界の名だたる人物に愛されてきた事から、相応の価値があると考えられます。現在でも、サック・ア・デペッシュは世の男性たちの憧れであり高い人気を誇っています。

サック・ア・デペッシュの
レザーは傷がつきにくく
ビジネスにも最適

エルメスの革素材は20種類ほどありますが、代表的なレザーとしては3種類挙げられます。1つ目は、1997年に登場したヴォー・クリスペ・トゴです。ケリーやバーキンといった定番のバッグから小物類まで、幅広い製品に使用されています。手触りの良い雄仔牛の革で、張りのある質感と表面の細かいしわ模様が特徴的です。柔軟性にも優れ、傷がつきにくいという特徴があります。2つ目は、トリヨンクレマンスです。トゴと同様、バッグや小物などの幅広い製品に用いられています。トゴより少し革目が大きく、くったりと柔らかい質感の雌牛の革です。3つ目は、2003年から使用されているヴォー・エプソンです。張りのある硬い質感で型崩れしにくいのが特徴であり、雄牛の革に型押し加工が細かく施されています。サック・ア・デペッシュに主に使用されているレザーはトゴですが、エプソンが用いられているものもあります。トゴは傷がつきにくく、エプソンは型崩れしにくいので、どちらも丈夫で実用的だと言えるでしょう。大切な書類をしっかり守ることができ、ビジネスにもふさわしいレザーです。

サック・ア・デペッシュが
作られたロマンティックな逸話

エルメスのサック・ア・デペッシュが誕生するきっかけとなったのは、1786年12月10日、メッタ・カナリア号が航海中に行方不明になった事です。レザーと麻を積荷に、船はロシアのサンクトペテルブルグを出航しジェノヴァに向けて航行していました。しかし、12月10日に姿を消してから、200年以上もの間行方が分からなくなってしまいます。船が発見されたのは1970年代の事で、イギリスの海洋考古学会が、フレンスブルクのメッタ・カナリア号と書かれた船鐘を発見しました。海底に沈んだメッタ・カナリア号の中からは、完璧な状態の大量の革が見つかったのです。見つかった革は耐久性としなやかさ、香りが特徴的なロシアンレザーでした。そして、エルメスがその革からサック・ア・デペッシュを作ったのです。200年以上海底に沈んでいたレザーから作られたサック・ア・デペッシュは、エルメスの長い歴史の中で語り継がれています。

サック・ア・デペッシュは
皮革素材も
キャメルカラーのゴールドで
エルメスを象徴

エルメスはカラーバリエーションが豊富ですが、特にゴールドは世界中で男女問わず愛され続けている人気の高いカラーです。ナチュラルなキャメルカラーを上品に仕上げたゴールドは、エルメスというブランドを象徴する代表的なカラーの1つであり、エルメスカラーとも呼ばれています。ゴールドはどのようなカラーにも自然と馴染むため、シーンに合わせて様々な着こなしを楽しめるのが魅力的です。ゴールドの良さを引き出す素材の1つとして、ヴォー・クリスペ・トゴが挙げられます。トゴは傷がつきにくいため扱いやすく、カラーの持つ魅力を最大限に引き出すことが可能です。幅広く用いられるトゴは、サック・ア・デペッシュにも使用されています。そのため、エルメスを象徴するカラーを存分に味わう事が可能なのです。

まとめ

世界屈指のブランドであるエルメスの長い歴史の中でも、サック・ア・デペッシュは非常に魅力的な製品です。1928年に誕生してから現在まで世の男性の憧れの的であり、世界中のファンに愛され続けています。使用されている素材は傷がつきにくく丈夫で、ビジネスにもふさわしいバッグだと言えるでしょう。また、エルメスを象徴するキャメルカラーのゴールドの持つ魅力を、最大限に引き出すことができるバッグでもあります。

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