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2021年11月5日

シャネルの「2.55ライン」はクラシカルとエレガントを兼ね備えたモデル

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シャネルの「2.55ライン」はクラシカルとエレガントを兼ね備えたモデル

シャネルはフランスのファッションブランドで、女性デザイナーのココ・シャネルが1909年に帽子専門店シャネルモードを興したことが始まりです。女性向けの服飾品を中心に化粧品や香水、宝飾品や時計などを展開しています。

シャネル初めてのチェーンバッグこそが「2.55ライン」

シャネルというとジャージ素材やツイード素材のシャネルスーツ、マリリン・モンローが愛したシャネルの5番と呼ばれる香水のオードゥパルファムナンバーファイブに人気があります。この2つとともに有名なアイテムがキルトのような格子状の外見が特徴のチェーンバッグに、ココマークと呼ばれるCが重なったロゴマークの付いたマトラッセです。このマトラッセの原型が2.55ラインで、一般に革製の高級ハンドバッグまたは財布をシャネル2.55と呼びます。手を自由にできるハンドバッグを作りたいと考えたココ・シャネルは、軍人が肩からさげていた紐バッグをヒントにして、ショルダーバッグのストラップをエレガントな二重チェーンにして売り出しました。二重チェーンは修道院のスタッフが鍵を吊るすときに使う二重チェーンから着想し、修道院の制服の色のバーガンディ色をバッグの裏地にしています。1955年の2月に売り出されたため2.55と名付けられたこのバッグは、外側の裏側とフロントフラップの内側に収納部分があり、見た目だけではなく収納力や機能性にも優れたチェーンバッグです。2005年2月には2.55ラインの創作50周年を記念して、Reissue2.55と名付けられたチェーンバッグが特別に販売されています。読み方はリシュー2.55で、メタリックシルバーやゴールドなどこれまでの2.55にはないカラーが話題になりました。

 

マトラッセの原型ともいわれているのが「2.55ライン」

何故シャネル2.55がマトラッセの原型といわれるのでしょうか。それは、2.55にはマトラッセという名の、縫い目の糸目が見えている状態のふくれ織りの入ったバージョンがあるからです。これは表裏2枚の生地を別糸で接合したように織る織り方で、表と裏が縫い合わされた部分は凹み、その他は膨らみ、そのため刺し子風の浮き模様のある織物になります。これがふくれ織りであり、フランス語でマトラッセmatelasseと呼ぶ所以です。ふくれ織りは手触りが良く、2.55ラインだけではなく、菱型のキルティング加工をして独自ラインのマトラッセとして売りだされました。2.55ラインの中のふくれ織りのチェーンバッグから派生しましたので、2.55ラインはマトラッセの原型というわけです。2.55ラインとマトラッセの大きな違いは2か所ほどしかありません。1つ目は2.55ラインがマドモアゼルロックと呼ばれるターンロック式の金具で、マトラッセが定番のココマークを金具にしている点で、2つ目は2.55ラインは二重チェーンのみですが、マトラッセはチェーンに革が編みこまれている点です。1982年にシャネルのデザイナーに就任したカール・ラガーフェルドがシャネルのスタイルを守りながら、時代の空気を取り入れるため、2.55ラインを時代の流行と需要に合わせてアップデートしたものがマトラッセなのです。

 

「2.55ライン」はどんなスタイルに合わせやすいか

2.55ラインはふくれ織りが特徴ですので、落ち着いた上品なスタイルに合わせやすいチェーンバッグです。ただし色によってはクールにもビビッドにも合いますので素材や色でも変わってきます。実際にメタリックシルバーのReissue2.55は、パンツスタイルやアウトドアスタイルに合わすことができる色味です。2.55ラインが発表された当時はまだ皮の染色技術が発展していませんでしたので、子羊の革のソフトラムスキンやカーフスキンなど、素材本来の色を生かしたカラーバリエーションが全体を占めていました。アンティークの2.55ラインは黒や薄いベージュが多いため、クラシカルなスタイルに合わせやすくなりますが、染色技術の発達した現代の2.55ラインには様々な色があります。ビビッドピンクなどはスポーティーな服装とも合う鞄です。日本ではシャネルのアイコンカラーとも言える華やかな椿色や愛らしいピンク色が人気で、女性的でフェミニンなスタイルに合わせやすい2.55ラインもあります。どの2.55ラインも小振りですので、仕事用にもちょっとしたパーティーにも使いやすいことが魅力です。自立した女性のシンボルとして服飾づくりに人生を捧げたココにとっては、2.55ラインを持つ女性一人一人が自分で選ぶシーンに合わせて使えるよう2.55ラインをデザインしています。

 

落ち着いた上品な女性を演出できる「2.55ライン」

1900年代までは黒い服は喪服のみでしたが、ココが初めてファッションに取り入れました。黒い服が葬儀以外でも当たり前に着用されるようになったことは、シャネルの功績と言っても過言ではありません。ココの前衛さは服飾だけに留まらず、それまで宝飾品と言えば天然宝石などを用いた宝飾品が主役のファインジュエリーでしたが、安価なイミテーション宝石を用いて、洋服にマッチしたアクセサリーとなるコスチュームジュエリーという独自の分野を確立させました。この瞬間に男性の職業だったジュエリーデザイナーは、ココによって女性にも開放されたのです。1939年9月の第二次世界大戦の勃発で多くの店舗を閉鎖しますが、戦後マリリン・モンローがインタビューで、オードゥパルファムナンバーファイブを愛用していると答えたことからアメリカでその人気が爆発しました。このインタビューが話題になり、次の会見の場でも同じ答えを引き出そうとした記者にベッドで何をつけるかと問われたときには、モンローはラジオを点けていると答えて記者をやりこめています。セクシーさばかりが前に立つモンローですが、華やかでありながら実は頭の回転の良いモンローは、シャネルのブランドポリシーと相性が抜群だったのです。このように華やかで賢く上品な女性に似合うシャネルは、2.55ラインを持つことでさらにその女性に落ち着いた上品さを演出しました。

 

まとめ

シャネルは古い価値観にとらわれない自立した女性像をブランドポリシーとしているだけのことはあり、華やかでありながら自立した働く女性のためのユニセックスなデザインが人気のブランドです。ブランドに興味のない人でもシャネルのココマークなら知っているという人もいますし、日本ではシャネル好きの女性にシャネラーという呼称まであります。常識にとらわれない独創的なココの生き方がそのままシャネルの魅力となり、創業から100年以上経っても愛されるブランドとなっています。

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