2019年のジュネーブサロンモンブランによってもたらされる進化した古典主義

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2019年のジュネーブサロンモンブランによってもたらされる進化した古典主義

ジュネーブサロン(SIHH)2019に登場したモンブランは、コレクションの再編を完了するとともに、意欲的な新作を発表しました。2006年のムーブメント会社ミネルバとの提携により、ニュファクチュールとして存在感を示す、モンブランの進化した古典主義を見ていきましょう。

明らかに進化したウォッチコレクション

新作ウォッチコレクションのいずれもが、明らかな進化を感じさせました。提携から10余年をかけ磨き上げたモンブランとミネルバの技術開発を形にしたのが、ヘリテイジ・パーペチュアルカレンダー・リミテッドエディション100です。心をつかむヴィンテージ風モデルに、3年もの歳月をかけて開発された自動巻ムーブメントCal.MB29.22を搭載しました。リューズを両方向に回して時間調整できるだけでなく、不具合を防ぐための安全機構も採用、パワーリザーブ最長48時間を実現しています。スターレガシー・メタモルフォシス・リミテッドエディション8は、まさに唯一無二の存在です。構成部品718を誇るメタモルフォシスはエグゾトゥールビヨン、自社製キャリバーMB.M67.60を搭載、独自のムーンフェイズとして宇宙に浮かぶ北半球と周囲を巡る月をあしらいました。特筆すべきなのは、時間によってムーンフェイズの表情が変化することでしょう。周囲を囲むデイ&ナイト表示に合わせて北半球が自転、12時になるとスモールセコンドのシャッターが開き、夜空の星の輝きと正確な月の位置を表示します。同時にエグゾトゥールビヨンのシャッターが開閉、その超複雑機構が姿を現すのです。可変するムーンフェイズにより、時間によって表情を変えてしまうメタモルフォシスは、モンブランとミネルバが達成した進化を体現しています。

 

タイムウォーカーならではのモダンさが受け継がれたマニファクチュール クロノグラフ Ref.119942

モンブラン・マニファクチュール・クロノグラフRef.119942は、よりヴィンテージ感とスタイリッシュな魅力を与えられました。ミネルバと関わりの深いモータースポーツのために生まれた伝統を忠実に継承、1960~1970年代に一世風靡した白と黒のコントラストを持つパンダダイヤルに仕上げています。視認性の高いモダンなアラビア数字、鮮やかな真紅の秒針はスポーティーな印象を受けるでしょう。夜間の視認性を確保するため蓄光塗料スーパールミノバをインデックスに施したほか、セラミックの固定ベゼルが堅牢性と耐久性を向上させました。また、ケースには耐傷性に優れたサテン仕上げのステンレススチールを採用、ベゼルにタキメーター目盛りをあしらっています。ムーブメントには2018年に登城したキャリバーMB25.1を搭載、スモークガラスのケースから眺められる駆動も魅力です。誰もが時間が過ぎるのを忘れてしまうことでしょう。ブラウンのレザーベルトはヴィンテージ感が溢れており、モダンな印象を見る人に与えるため、ビジネスから日常まで様々なシーンで活躍します。タイムウォーカーならではのモダンな魅力を継承したマニファクチュール・クロノグラフは、すぐにでもプロ使用できる実用性と機能性が魅力です。カーレースの黄金期を支え続けたミネルバのレガシーを継承し、未来へ受け継ぐ正統派クロノグラフとなっています。

 

現代に蘇る「ヘリテイジ パルソグラフ リミテッドエディション 100 Ref.119914」

ヘリテイジ・パルソグラフ・リミテッドエディション100は、1940~1950年代に登場しました。ミネルバを彷彿とさせるヴィンテージスタイルを与えられたその名の通り世界限定100本のみの希少性の高いモデルです。まるで長い眠りから覚め、現代に蘇ったかのような印象を放つサーモンピンクのダイヤルは、見た目にもヴィンテージ感にあふれています。クロノグラフ積算秒針に加えて、スモールセコンド30分積算計(3時位置)を配置、3・6・9分を強調するバーイデックスは、当時の公衆電話が3・6・9分毎にコインを入れる必要があったためです。ドット型インデックス、1つのボタンでスタート・ストップ・リセット操作するモノプッシャーも当時のとなっています。ブルーのトーンは、パルスメーターに使われていた名残で、薄く削られた現代的なベゼルスタイルは、ヴィンテージとの融合し違和感がありません。キャリバーにはMB.M13.21を搭載、パワーリザーブは最長55時間と実用性も高く、50m防水機能は多くのシーンで活躍することでしょう。世界にわずか100本のみという希少性あるヴィンテージモデルは、ダイアやからケースに至るまで細部を忠実に再現しています。そのため、まるで当時のミネルバが現代に蘇ってきたような印象すらも感じさせるのです。パルソグラフ・リミテッドエディションには、時代を超えても愛される全ての要素が込められています。

 

本場のクラシックも熟知するモンブラン

モンブランは、1906年に創業した筆記用具店から始まりました。万年筆のマイスターシュテュックにより、一躍世界に名を轟かせるなど、老舗ブランドとして高い知名度を誇ります。そんなモンブランが時計市場に参入したのは1997年になってからのことでした。非時計専業メゾンの参入を歓迎する声だけではありませんでしたが、モンブランはモントレS.Aをル・ロックルに設立、2006年にはミネルバとの提携により飛躍することになります。その根底には、本場のクラシックを熟知したモンブランならではの戦略も感じられるでしょう。登場してから100年を経てもスタイルがほとんど変わらない万年筆マイスターシュトゥックも、実は細部において細かな工夫をこらし続けてきました。この地道な努力と哲学は、時計に関してモンブランよりも長い歴史と知識と経験を要するミネルバとの提携にも活かされています。このことはジュネーブサロン2019にて発表された様々な新作からも明らかです。時計市場に参入以降のモンブランは、機械時計からクォーツまでバラエティーに富むラインナップで知られていました。現在では機械時計を主力とする高級ブランドの地位を確立しています。さらに、他にはない進化した古典主義的なデザインと筆記用具の実用性も併せ持たせるなど、進化した古典を加速させようとしているのです。

 

まとめ

来場者の心を掴んだモンブランの新作の数々ですが、その背景にはミネルバの存在がありました。100年以上の歴史を持つものの時計業界では新参者のモンブランと、創業1856年の老舗時計ミネルバの提携は、進化した古典として開花といえるでしょう。ジュネーブサロン2019におけるモンブランは、ミネルバを全面に押し出す戦略により、これからの飛躍を確信したはずです。これからも時計業界のマイスターシュトゥックを目指すモンブランから目を離せません。

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