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サブマリーナー デイトの価格は10年で2倍の金額に上昇

サブマリーナー デイトのモデルには、黒文字盤のRef.116610LNとグリーン文字盤のRef.116610LVの2種類がありますが、2021年9月末時点での並行品価格は黒文字盤が1,598,000円、グリーン文字盤は3,280,000円です。いずれも2010年に登場したサブマリーナーですが2020年には新作が登場し、前モデルの価格が新作の正規品価格をはるかに超える価格になりました。新作も黒とグリーンの2種類の文字盤があり、黒は126610LNで価格は1,481,700円、グリーンは126610LVで価格は1,555,400円です。この正規品価格と2010年に登場した機種の価格を比較してもわかりますが、わずか10年の間に1.6倍もしくは2倍以上に上昇したことがわかります。ちなみに、グリーン文字盤のサブマリーナーは通称グリーンサブと呼ばれるもので、黒文字盤のRef.126610LNと同じく新型ムーブメントCal.3235と41mmケースが採用(先代116610LV/LNのケースサイズは40mm)されています。2020年に登場した当初は並行品も正規品価格で販売されていましたが、並行品はいきなり価格が値上がりを見せ280万円台へと上昇、2020年7月から2021年7月の中での平均価格は約230万円、最安値は2,275,000円となるなど、並行品は新作も価格が2倍になりました。

 

価格の上昇具合と実質的な
時計の使い勝手のギャップ

Ref.116610LVは、2003年にサブマリーナー誕生50周年を記念して発表されたRef.16610LVの次期モデルです。デザインはそのまま継承しダイヤルカラーを黒からグリーンに変更、ケースはオイスターケースをそのまま採用していますが、ラグの太さは2.7mmから4.0mmに変更され耐久性が向上しました。リュウズガードが大きくなったことでケースそのものが大きくなった印象はありますが、実際にはケースサイズ40mmは変更されていません。Ref.116610LVは2020年の新作が登場したことで先代モデルになりましたが、先代Ref.116610LVはグリーンベゼルにグリーン文字盤の組み合わせで、ハルクなどの愛称で呼ばれることもあります。新作のRef.126610LVは、グリーンベゼルに黒文字盤の組み合わせになり通称カーミットのデザインが復活しました。ちなみに、ハルクはアメコミヒーローでカーミットはセサミストリートのキャラクターです。なお、2010年にはセラクロムベゼルやグライドロック・クラスプなど明確なグレードの違いを見せつける仕様変更を受け、より充実したものに進化します。変更する必要がある部分は変え、変更の必要がないものはそのままに、これはロレックスの伝統的手法とも言える部分です。価格が上昇していることはロレックスが意図するものではなく、実質的な時計の使い勝手にギャップがあるといっても過言ではありません。

 

現行モデルの価格アップは
中古市場の価格もせりあがり
流通全体の相場に
影響を与える

現行モデルの価格が上がると、これに伴い中古市場にある旧モデルの価格もせり上がり、さらにヴィンテージ時計の価格も影響を与えるという不思議な方程式のようなものが存在しています。ロレックスのヴィンテージ時計は現行モデルにも負けないほど人気がありますので、投資家やコレクターなどは値上がりしているものでも購入したいと考えることも多いわけです。ヴィンテージ時計は古い時代に製造された時計ですので、状態が悪くなると姿を消します。このことから流通量そのものが少なくなり、稀少価値を求めるコレクターなどが歴代の最高額を更新させるといったことを頻繁に繰り返しながら国際的なオークションが盛り上がっていくのです。このような盛り上がりも全体的なロレックスの価格上昇の関係が存在していると考えられます。ちなみに、軍用サブマリーナーは4,000万円でオイスターダウンのRef.6263は1億円を突破するなど、国際的なオークションの中ではこのような驚くべき価格で競り落とされることが当然のごとく起きます。そして、あまりにも強烈とも言える高額な落札価格は、さまざまな時計ファンに対しロレックスの価格高騰をより一層印象づけているといっても過言ではありません。ただ、中古品価格の上昇は古くからロレックスに親しんできた人々が新しいロレックスを購入することに抵抗感を与えてしまう要因ともいえます。

 

人気を維持し続けている
サブマリーナー デイトの
価格相場の推移を確認

サブマリーナー デイトの相場価格の推移を見るときに役立つものが日本ロレックスのカタログで、実際の値動きの一例として確認するときに便利なアイテムです。サブマリーナー デイトは長期間にわたり最も落ち着いた人気を維持しているモデルでもあり、人気が継続しているモデルを使えばロレックスの価格相場の推移を確認するためにも最適です。1995年頃の本体価格は約40万円でこの時代は消費税が3%の時代でした。現在の10%と比べると懐かしいと感じる人も多いでしょう。1997年頃には約45万で消費税は5%に増税されました。2000年頃は約46万円で3年の中での価格は1万円程度に収まっています。その後、2003年は約51万円で2007年は約59万円など徐々に価格の上昇率が高くなっていることがわかります。2010年はモデルのRef.116610LNが登場した時代で、当初の価格は約74万円でした。2016年になると約79万円で1995年頃の価格の2倍に上昇、消費税が8%に増税された2014年は81万円、10%に増税された2019年頃は約90万円、そして2020年には約94万円になるなど年々上昇しています。なお、並行店での売価は比較的安定した需要と供給のバランスを持ちながら定価の5~10%程度を中心に推移していますが、2016年秋頃からロレックスの商品は全体的に品薄状態になり並行店では十分な在庫を確保できなくなり価格上昇が起きるようになりました。

 

相場が高騰しているため
ロレックスは今が売り?

ロレックスは、ブランド単体として世界最大の売り上げ規模を持つことからも、生産数そのものを減らすことは考えにくく、海外の需要が伸びて、日本国内の並行業者の取り分が減ると考えることが適切といえます。2000年代半ば頃にGMTマスターの人気が急上昇しましたが、これはイタリアを中心にブームが起きたことが要因であり、中国人観光客が買い付けに走った事象も、日本だけで発生した現象ではありませんでした。黒文字盤のサブマリーナーの並行新品価格が、正規品価格と差の付いたまま維持していることは初めてのことではないかと考えられています。それと同時にこれは異常事態ともいえる状況です。これは日本以外の国で需要が高くなっているため価格が上がったままになっている、このように考えることもできます。価格上昇と維持、このような状態は大きな国際社会の動きなどがなければ変わることはない、ロレックス時計全てが手に届かない状況にならなければ良い、このように考える人も多いといえます。現在の並行品相場高騰は今度どのようになるのか全く予測ができない、この先下落するとしたとしてもそれはかなり先のことになるのではないか、このように考えた場合は、今売りに出さなくても当面は様子を見ることもできますが、売りのタイミングについては常に相場をチェックすることが重要です。

 

まとめ

ロレックスの中でも定番モデルともいえるサブマリーナー デイトを例に、価格相場の推移を追いかけてみました。中古市場では定価の2倍の金額で販売されていますので、当時定価で購入した人が買取店を使って売却すれば、2倍までの査定金額は付かなくとも高価買取につながる可能性は高めです。ただ、相場はこの先どのように変化するのか予測が難しいため、今売却すべきかどうかを迷う人は多いでしょう。中古市場の価格相場をチェックすると同時に為替相場にも目を向け、売りのチャンスを狙うことをおすすめします。

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