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2021年11月5日

ロレックスオーナーなら知っておきたいケースの基礎知識と交換にまつわる情報

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ロレックスオーナーなら知っておきたいケースの基礎知識と交換にまつわる情報

ロレックスは、オイスターケースの交換を行って貰うことができるのですが、これは全ての機種だけではありません。度重なるメンテナンスや研磨などで交換したいときには、どのようにすれば良いのか、その注意点や腕時計のケースの基礎知識などを解説することにしましょう。

オイスターケースは美観と機能性が共存した逸品

ロレックスを所有している人であれば、ロレックスの公式サイトや日本正規品代理店、中古品を販売しているお店の商品概要ページなどでオイスターケースの名称を目にする機会は多いと思います。これは牡蠣を意味する英語で、イギリスのオイスター社が開発を行い1926年に同社がロレックスの傘下となり完成させたものをオイスターケースと呼びます。完全防水の腕時計専用部品で、金属の塊から削り出して裏蓋と竜頭をねじ込み式にしていて、これにより牡蠣のように高い気密性を持たせてケース内への水や埃などの侵入を防ぎます。このオイスターケースは、パーペチュアルやデイトジャスト機構といったロレックスが誇る3大発明の一つに数えられており、1926年にスイス連邦著作権局に特許申請を行っています。なお、この部品の登場で、腕時計最大の弱点でもある水の侵入を防止できる画期的な発明となり、泳げる腕時計として世界に衝撃を与えるニュースになったといわれています。さらに、竜頭をねじ込み式にすることでここからの水の侵入を防止できるのもオイスターケースの特徴の一つといえます。

 

ケース交換作業はロレックスのサービスセンターに依頼するのが確実

ロレックスのオイスターケースは、ベゼルとミドルケース、裏蓋の3ピース構造で、裏蓋と竜頭がガスケットを挟む形でねじ込まれています。これにより機密性を確保させミドルケースにはめ込まれている風防はベゼルを使い外側から圧迫、これにより完全防水を可能にしました。しかし、高い防水性能を持つオイスターケースではありますが、長年の使用に伴う度重なるメンテナンスや表面の研磨を行ったことで交換が必要になることもゼロではありません。日本ロレックスでは、サービスセンターに依頼することで新しい部品と交換して貰うことができます。他の修理店でも交換ができるところもあるようですが、この部品には時計一つに対して異なるシリアル番号が刻まれていて、異なる番号になってしまうと買取の際に査定金額のマイナスの要因になりかねません。日本ロレックスのサービスセンターでケース交換を行うと、交換前のシリアル番号と変更後のシリアル番号がセットで登録され、この情報は世界中のロレックスのデータベースと連動するため買取の時にマイナスになることを防止できます。

 

ケースとの整合性を判断するのは困難

ロレックス以外で交換を行うと、ケースとムーブメントのシリアル番号は出荷台帳とは一致しないものとなり、買取のときはもちろん改造されたものとみなされますのでロレックスでの修理ができなくなるといわれています。さらに、修理の受付が行われなかった固体のケースおよびムーブメントのシリアル番号はデータに記録され、一度番号が不一致で断られてしまったムーブメントを元の部品に戻して修理依頼をしても断られてしまいます。これは、ロレックスが現在受け付けていない古いムーブメントを搭載している時計は、ケースとの整合性に関するオリジナリティを確認する方法がないことにも繋がる部分です。1960年代前半に登場したエクスプローラーⅠRef.1016のキャリパーはCal.1560を搭載しており、これは原則ロレックスがアフターサービスを終了させている部品です。状態が良くてケースおよびムーブメントの整合性が取れた個体は稀ではありますが修理してもらえます。しかし普通に良好なものは部品の共有が終了しているなどの理由で修理を断られることがあるといいます。

 

サービスセンターは修理・交換作業のみで判定は行わない

ロレックスのエクスプローラーは、1990年代にはデイトナに引けを取らない人気モデルになりました。そのためエクスプローラーⅠRef.1016の文字盤は、単体で普通に入手ができた時代です。デイトジャストのRef.1601や1600などとミドルケースが同じであることを悪用してリファレンス番号を打ち換え、文字盤と風防を交換してデイトジャストの数倍もの値段が付いた、番号の整合性からでしか本物かどうかの判断ができないエクスプローラーⅠが大量に出回ったのではないかと考えられています。ロレックスでは、このような偽物についても部品供給が終了しているので修理ができないと断られてしまいます。それと同時に現在ではこのような改造品を特定するための方法がなくなってしまっていることも事実です。日本ロレックスのサービスセンターは、時計の修理やオーバーホール、ケースや文字盤などの修理作業を行う役割を持つ部門であるため、本物かどうかの判定などは行ってくれません。偽物などが要因してプレミア価格になっているヴィンテージロレックスの真贋判定はロレックスでは行っていませんので購入する際には細心の注意をしなければなりません。

 

頑丈であるため通常であれば交換が必要になるのは稀

オイスターケースは、腕時計の実用性を向上させる目的で、タフネスを重視した設計がされているため十分な肉厚があり、多少の傷などの際には表面を研磨することで消すこともでき、研磨しやすい設計が施されています。オイスターケースは金属の塊をラグごと打ち抜き鍛造で形成されるもので、発売当初はずんぐりむっくりの印象を与える形状も、少しずつラグが伸びてスマートな形状へと変化しました。そして1950年代には現代のスタイルを確立させました。ロレックス伝説の創業者のハンス・ウィルスドルフ氏が、キャリア初期に必ず訪れる腕時計の時代を考え、腕時計の実用性を高めるための創意工夫から作り出された傑作、オイスターケースの誕生から90年以上を経過した現代でも、シンプルでエレガントそしてタフネスなケースは多いとはいえません。このことからも、オイスターケースはとても頑丈な部品であり、自動車などに踏まれるなどして変形しない限り交換する必要はありません。また、防水性能の復活を望まないときや表面の目立つような傷を気にしないのであれば交換も必要もないわけです。

 

防水機能を維持したいのであれば交換が必要になることも

オイスターケースを交換しなければならないシーンには何があるのでしょうか。それは防水性能を維持しなければならないときです。スキューバーダイビングやマリンスポーツで時計を使用する際に必要になるもので、スキューバーダイビングなどでは10mの水深で10気圧がかかるため、それに耐え得るスペックが求められます。オイスターケースの多くは50mや100mなどの防水性能になっていますが、竜頭のガスケットが劣化して内部に浸水してしまうと、水圧で内部に水が入り込むため交換が必要となるのです。オイスターパーペチュアルサブマリーナーやオイスターパーペチュアルシードゥエラーなど、深海で躍動する計測機器といった位置づけを持つダイバーウォッチは、高い防水性能を持つモデルでありロレックス基準の防水性能維持を前提にした場合は、ケース寿命が短くなる傾向を持ちます。また、性能が著しく低下しているときなどは、ダイビングで使うことはできませんし生活防水としての機能としても難しくなります。防水機能を維持するのであれば交換は必要になりますし、使い方次第でケースの交換の必要性は変わります。

 

まとめ

オイスターケースは完全防水性能を持つ時計のケース、ロレックスの三大発明の一つです。オイスターは2枚貝の牡蠣であり、牡蠣のように高い気密性を持ち深海でも水圧から時計を守り内部に水を侵入させないといった特性を持ちます。オイスターケースは日本ロレックスのサービスセンターを通じて交換して貰える、このときケースとムーブメントのシリアル番号が登録され世界各国のロレックスでその情報を見ることができるなど買取の際にも有利です。

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