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ロレックス2022年モデルと二次流通相場の動向

世界的な需要の拡大によりロレックスの入手性のハードルが上がっております。スポーツモデルはとくに人気が高く、スイス時計展示会ウォッチズ・アンド・ワンダーズでは、最も注目されるブランドにノミネートされました。2022年3月には新作モデルが発表されて、今後の市場価格の変動からも目が離せない状況が続いております。

GMTマスターIIグリーンベゼル

ロレックスは国内はもとより、海外でも市場人気が上昇しております。直営店でも品切れが続いており、二次流通価格は上昇の一途です。2022年春には待望の新作が発表されて、今後の市場動向にも大きく影響を与えました。新作の魅力に迫りながら、ロレックスの新モデルを含めて市場動向をチェックしてゆきます。今後のロレックス市場を変える新モデルが登場したのか、時計ファンだからこそ気にならずにはいられません。
ロレックスの2022年モデルは、GMTマスターIIのRef.126720VTNRです。一番初めに目が奪われるのはベゼルの色になり、黒や赤のコンビや黒や青のベゼルではなく、新色の緑と黒のベゼルが最大の特徴になります。シックな半艶タイプのブラックダイヤル、堅牢で精密感のあるオイスターブレス、アップデートされた仕様に進化を感じさせてくれるのです。スポーティーな印象とサブマリーナのグリーンモデルを彷彿とさせるベゼルデザインは、ロレックスファンだからこそ驚くポイントです。
126720VTNRの特徴で特筆すべきは、ロレックスでは初の左竜頭モデルであることにあります。手の甲に竜頭が当たらないことがメリットであり、日付窓も左側に配置しました。この構成により竜頭が手の甲に当たらないので、モーターサイクルを運転する人には、この仕様変更は拍手で迎えられそうです。
搭載された機械式ムーブメントCal.3285は、約70時間のパワーリザーブに強化されております。予想よりも大きな冒険をしたGMTマスターIIグリーンベゼルは、実用性を含めて新モデルに相応しい出来栄えです。価格設定は1,224,300円(オイスターブレス)/1,247,400円(ジュビリーブレス)になります。
流通量が少ないものの、二次流通に美品が出回ると数倍の価格設定がされることが多いようです。今後は供給量が増えてくれば、相場は下がると予想されております。現在はオンリーワンの要素が多いために、ファンならずとも気になる一本であることは間違いありません。

新しいクリーンなエアキング

2022年モデルの目玉として外せないのは、評判が高かったエアキングです。モデルの切り替えにより機械式ムーブメントの新型への刷新を含めて、大幅なリニューアルが期待されておりました。要望に応えて大幅にアップデートされたエアキングは、ファンの第一声は期待以上です。
現在主流の40ミリの文字盤ケースと定番のオイスターブレス、航空機のコクピットの計器類をイメージした文字盤のデザインは、高い視認性とロレックスらしい質実剛健なイメージと相まって所有欲をかき立ててくれる一本になっております。前作の116900にはなかった竜頭ガードが新設されたことで、全体的にスパルタンな印象が協調されたことが特徴です。
竜頭ガードを備えることにより、他のモデルとの差別化も進みました。エクスプローラー系やオイスター系のモデルとは別方向の個性と進化を実現したのです。前作までのエアキングはオイスターパーペチュアルのカラーを色濃く持っておりましたが、新モデルのエアキングの登場により大きくイメージチェンジをしたことは間違いありません。
バックル部分にも細かい改良を施し、よりサイズ調整を細かく出来るようになりました。セーフティキャッチのオイスターロッククラスプの搭載によって、5ミリ幅での微調整を出来るようになっております。前作に比べて特徴の方向性を明確に出したことや、細かいアップデートにより時計としての完成度は確実に上昇しました。定価は税込みで816,200円になります。入門用や実用時計として、チェックをしておきたいのがエアキングの新モデルです。
二次流通価格は約1.5倍から2倍程度の幅があります。エントリークラスであり二次流通の価格はある種お買い得といえるかもしれません。手の届きやすいロレックスとして、気軽に購入出来ることもポイントです。厚さ11ミリのケースは軽快感もあり、手の大きくない人にも似合うサイズになりますので気になる人は試着することがおすすめになります。

デイデイトRef.228236モデル

要人や歴代の大統領が身に付けてきた歴史を持つロレックス・デイデイトは、革新的に美しい時計になります。選ばれし者だけが身に付けることが許されたラグジュアリーな仕様であり、アイスブルーの文字盤が特徴的です。今回のデイデイトRef.228236モデルは、このプラチナ専用のアイスブルーのダイヤルが特徴的になります。
950プラチナケースにフルーテッドベゼルを奢り、見る人を圧倒させる凄みを醸し出しているのです。光沢のあるアイスブルーのダイヤルに、メタリックブルーの秒針がクールな顔を見せています。縞模様を意味するフルーテッドベゼルは、陰影によって表情を変える効果があるのです。山形に刻まれた精密な加工は、堅朗性を現す悠然としたロレックスらしい不変のデザインでもあります。
デイデイトはゴールド系のゴージャスなモデルが多く、今回Ref.228236でプラチナモデルを採用したことにより、新しいステージの可能性を広げることになりました。華やかさとクールさを両立させながらラグジュアリーなイメージもある、インダストリアルデザインにも似た進化になります。今後はこのフルーテッドベゼルの採用モデルが増えるかもしれません。
機械式ムーブメントは専用のcal.3255が搭載されております。ブレスレットは3列リンクのプレジデントブレスレット、デイデイトモデルの他にはデイとジャストに採用されている貴金属モデルです。価格帯は700万円台だと言われており、二次流通では2倍から3倍程度で取引きされております。流通量が少ないので明確な相場観は形成されておらず、やはり富裕層向けの時計なのである種の言い値のような状態になっている可能性が考えられる二次流通価格の要因です。
プラチナの静かな高級感とアイスブルーのダイヤル、フルーテッドの深い陰影など、特別なモデルとして大きなデザインの変更は見られませんが、素材を大きく変えたことは教学的な出来事であると言っても過言ではありません。

2022年のヨットマスター

ヨットマスターはスポーツウォッチの中ではラグジュアリー路線です。富裕層向けのマリンスポーツがモチーフになっており、1992年に初代モデルが発表されました。ビーチやリゾートを楽しみながら、優雅な休日を謳歌する海の男が装着する時計、それがヨットマスターのコンセプトです。
発売当時は高級シリーズらしく、金無垢モデルの発売のみでした。見た目のデザインはダイバーズウォッチを踏襲しており、防水機能は100メートルでベゼルは両回転仕様だったのです。
ヨットマスター42のRef.226658は、18Kのイエローゴールドケースが特徴的になります。ロレックス独自のラバーベルトとセラクロムベゼルインサートにより、モノトーンで洗練されたスポーツモデルの雰囲気を持ち、ケースのイエローゴールドカラーがリッチな雰囲気を演出する時計です。
60分のメモリ入りの両方高回転ベゼル、レイズド仕上げのメモリと数字は文字通り浮きたった輪郭を見せてくれます。このベゼルは機能する道具であり、セーリングの目安時間の計測などに使うのです。視認性とジャンプ率が高い黒ベースのダイヤルには、視認性の高い時刻表示のメモリと、幅広の針、そのそれぞれに高品質な発光素材処理が施されております。クールなブルーの光が暗闇に浮かぶのです。
パワーリザーブは70時間タイプでCal.3235を搭載しています。防水性能はマリンスポーツモデルなので100メートル仕様で、ケース幅はダイバーズウォッチなのでやや大きめの42ミリサイズです。基本に忠実であり本格的な潜水モデルではないものの、海上やヨットの操縦では役立つ両方向回転ベゼルの採用など、息の長いモデルであることは間違いありません。前作よりもスポーティーさをアップデートしており、逆に旧作が二次流通市場では人気になる可能性も考えられます。ラバーベルトの採用を含めて、市場的には試金石になる一本であると評価されているのが特徴です。

ロレックスシードゥエラー
ディープシー

シードゥエラーモデルは腕時計の進化の可能性に挑戦する意味でも、ロレックスらしいモデルと言って過言ではありません。海洋調査会社コメックスとの協力のもと、1971年に610メートルの防水性能を実現したことはあまりにも有名な話です。ラインナップとしてはサブマリーナの上級モデルに位置付けられており、新作になるたびにアップデートをしている人気モデルになります。
2022年モデルはRef.136660です。旧モデルと比べても微差にはなりますが、日付表示の周辺の視認性がアップデートされたマイナーチェンジが行われました。日付と日付の表示窓が少し大きくなり、角が丸みを帯びる改良が施されたのです。
ブレスレットでは手動で長さを設定可能なグライドロックエクステンションシステムが採用され、工具がなくても手首に最適な任意の長さに調節が可能になります。逆にフリップロックエクステンションが秘湯際になったので、評価は正直分かれるところです。好みに応じて新旧モデルを選べば構いません。ムーブメントも同様にCal.3235のため、スペック的には誤差といった程度のアップデートモデルになります。
ケース幅は44ミリ仕様で視認性を重視していることは、前作と同様です。2022年モデルはマイナーアップデート的な内容になり、大きく変わった部分はありません。ブレスレット周辺の機構と表示窓が改良されたことで、僅かな変化のために買い替え需要などは起こりにくいです。
しかしルミネッセンス技術やアワーマーカーなどの特徴的な機能美や、逆回転防止ベゼルに最大の利点である3900メートル防水などは、スペック的に魅力的な一本になります。究極のマリンウォッチとして欲しい人は少なくありません。大ぶりなケースデザインは、マリンスポーツだけではなく日常的な存在感を持っております。モーターサイクルや登山などのアウトドアアクティビティでも、ロレックスシードゥエラーを必ず装着するファンが少なくありません。定価は1,538,900円です。

新作発表による相場の影響

毎年ロレックスの新作モデルが発表される前後には、二次流通の相場価格が上昇することが特徴的な出来事です。近年では人気モデルやラグジュアリーモデルの価格上昇幅が大きく、新品価格との逆転現象が起きております。そうしたことを背景にして、ロレックスを手放す時は発表から間もない5月が売り時だと言われているのです。
2022年は大幅にモデルチェンジをしてレフティモデルを発表したGMTマスターIIグリーンベゼルや、プラチナを採用したヨットマスターが話題の中心でした。意欲的なフルモデルチェンジをしたことで、ロレックスの可能性の新たな扉が開いたと高い評価をする人も少なくありません。
反対にエアキングやシードゥエラー・ディープシーはマイナーアップデートに留まり、旧作との住み分けもないので相場観が乱高下することはないでしょう。それよりも気になるのが新モデルの供給体制です。サプライチェーンの動向や、最終的な製品供給量は2022年のみならず2023年の市場動向に大きな影響を与えます。
また方向性をスポーティーに修正したヨットマスターの今後の展開も気になるところで、2023年の新作発表が待ち遠しいのはファンに共通心理ではないでしょうかと、疑問符を付与させてもらいます。2022年モデルは2023年に続くための前哨戦であることは、記念イヤーとの関係上想像に難しくありません。
2023年はロレックス・デイトナが60周年の記念イヤーになります。大幅にアップデートされた新作の発表は、現在から大きな期待がされているのです。実はサブマリーナやエクスプローラーも記念イヤーであり、それぞれ70周年の節目を迎えます。2023年はロレックスの動向から目を離せません。
現在はその答えをロレックスしか知り得ませんが、パターン的には大幅なアップデートモデルをリリースするのか、記念モデルを発表するかの予想が立てられております。新型の機械式ムーブメントの発表があるかもしれません。結果は2023年になるまで分かりませんが、必ず何かが起こる予感がしてしまうのはロレックスファンとして正常な心理です。

まとめ

2022年モデルのロレックスは、マイナーアップデートに留まったモデルもあれば革新的な意匠もありました。全体を通してみると大きな変化はなかったものの、ヨットマスターのプラチナモデルは市場に強いインパクトを与えてくれました。2023年は記念年になりますので、さらなるロレックス社への期待感が強くなることが予測されております。

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