Contents
クリスチャン・ディオールは
モード界の牽引者
クリスチャン・ディオールは1946年に創業されました。創業者は同名デザイナーのクリスチャン・ディオールですが、ブランドを立ち上げてわずか12年で亡くなってしまいます。このブランドを引き継いで発展させたのは、今や伝説にもなっているイヴ・サン=ローランやジョン・ガリアーノといった天才たちです。ディオールの薫陶を受けたイヴ・サン=ローランは21歳という若さで重要な仕事を任されるようになり、1958年にトラベラーズラインを発表。台形のシルエットはモード界を席巻します。
次にイヴ・サン=ローランの跡を継いだのはマルク・ボアンです。ここでスリムルックを提案し、欧州やアメリカに大流行をもたらしました。Iラインやサファリルック、マキシルックといった発明もマルク・ボアンの手によるものです。ただ、ここからクリスチャン・ディオールは衰退の時期になり、復活を遂げるのはジャンフランコ・フェレや90年代のジョン・ガリアーノの登場からです。この2人の路線は正反対で、フェレが伝統重視なのに対しガリアーノは革新的であり鬼才でした。この2人により、もう一度モード界の中心へと返り咲きます。
バーティカルラインや
アローラインといった
美しいシルエットを
次々と取り込む
クリスチャン・ディオールが行った革新的なスタイルについてよく挙げられるのが、バーティカルやアローといった新しいシルエットの提案です。バーティカルラインとは1940年代のパリコレクションで打ち出した「ニュールック」というディオールの主路線の発展系であり、上半身に厚みをもたせてスカートをスリムな形にしたもの。50年春に発表されました。ここからディオールは次々と美しく革新的なものを提案します。
51年春にはオーバルライン、52年春にはシニュアスライン、53年春にはチューリップラインを発表。そして、56年にはアローラインが登場します。ベルトを高い位置に上げることでウエストの位置をあげ、カラコス(短い上着)を合わせたもので、今のファッション業界にも影響を与えています。57年にはブランドが創業10周年を迎え、創業者のディオールは残念ながらこの世を去りますが、この年には引き締まったニュールックからゆったりとしたスタイルになり、路線変更が目指されていきます。
クリスチャン・ディオールは
戦後女性のオシャレの象徴
クリスチャン・ディオールが女性にとって特別なブランドであり続けるのは、その歴史が関係しています。戦後すぐ1947年のパリコレクションに参加して以来、新しい女性像を提案してきました。その一つが「ニュールック」というスタイルです。絞ったウエスト、長いフレアスカートはちょうど数字の8の字のようなシルエットになり、優美な美しさを表現して新しいトレンドになります。
今でも愛されている「バージャケット」もブランドアイコンの一つです。このほか、ヒップを強調するペプラムやなだらかな肩のライン、大きく空いた首元など、女性の美しさを引き出す表現の模索が行われました。レディディオールはアイコンバッグです。ダイアナ妃が愛用されたことでも知られるハンドバッグで、格子柄のカナージュがポイントの大ヒット商品。今でも女性の憧れとなる存在です。このようにクリスチャン・ディオールは戦後すぐに登場してから現在まで、ファッション業界を牽引する存在であり、ハイブランドとしての地位を確立しています。
クリスチャン・ディオールの
デザインは絵画の影響に
よるもの
クリスチャン・ディオールがモード界の中心へと成長した理由には、創業者の特異なデザインセンスが関係しています。彼はイギリスで生を受けたあと、幼い頃にパリに引っ越しますが、その当時のパリはモダニズムの絶頂期です。絵画の分野ではプリミティブアートやピカソで知られるキュビズムが登場し、現代建築の巨匠ル・コルビュジエの作品も鑑賞できる環境だったといいます。
ディオールは政治系の学校で学びますが、もっぱら行っていたのは芸術活動だったといい、現代美術のギャラリーを開いたことも。このように彼のデザインセンスは絵画を始めとする芸術の素養を抜きには語れません。ファッションもコルセットやサテン、レースやリボンといった新しい表現形式が模索される時代であり、ディオールはそうした時代の空気のなかで育ったといえるでしょう。そして1938年にロベール・ピゲのメゾンで働くようになり、戦争による兵役を挟んで、ついにクリスチャン・ディオールを創業することになります。その後の活躍は誰もが知るところです。
まとめ
クリスチャン・ディオールの歴史をひもとくと、本当にさまざまな影響をファッション業界に与えてきたことが分かります。デザイナーたちもイヴ・サン=ローランやジョン・ガリアーノなど、きら星のごとくです。フランスを代表するブランドであり、日本でも人気が非常に高いブランドですが、これからもさまざまな革新的シルエットやスタイルを提案してくれるでしょう。パリコレクションを始めとするランウェイショーには常に注目が集まっています。
その他のブランド品
コラム記事
ブランド品買取に役立つ記事を
コラム形式で紹介しています。
タグ一覧
- #4℃
- #A.ランゲ&ゾーネ
- #GMTマスター
- #IWC
- #K10(10金)
- #K14(14金)
- #K22(22金)
- #K24(純金)
- #MCM
- #アクアノート
- #アンティーク
- #アンティーク時計
- #イエローゴールド
- #ヴァシュロンコンスタンタン
- #ヴァンクリーフ&アーペル
- #エアキング
- #エクスプローラー
- #エベル
- #エメラルド
- #エルメス
- #オーデマ ピゲ
- #オパール
- #オメガ
- #カルティエ
- #カルティエ(時計)
- #グッチ
- #グラハム
- #グリーンゴールド
- #クロエ
- #クロムハーツ
- #ケイトスペード
- #ケリー
- #コーチ
- #ゴヤール
- #サファイア
- #サブマリーナー
- #サマンサタバサ
- #サンローラン
- #シードゥエラー
- #ジェイコブ
- #シチズン
- #ジッピーウォレット
- #ジバンシィ
- #ジミーチュウ
- #ジャガールクルト
- #シャネル
- #ジュエリー
- #ジュエリー買取
- #ジョージジェンセン
- #ショパール(時計)
- #スカイドゥエラー
- #セイコー
- #ゼニス
- #セリーヌ
- #ターノグラフ
- #ダイヤモンド
- #タグ・ホイヤー
- #チューダー
- #ディオール
- #ティソ
- #デイデイト
- #デイトジャスト
- #デイトナ
- #ティファニー
- #ティファニー
- #トリーバーチ
- #ノーチラス
- #バーキン
- #バーバリー
- #パテック フィリップ
- #パネライ
- #ハミルトン
- #バレンシアガ
- #ピーカブー
- #ピアジェ
- #ピンクゴールド
- #フェラガモ
- #フェンディ
- #ブシュロン
- #ブライトリング
- #プラダ
- #プラチナ
- #フランクミュラー
- #ブランド品
- #ブランド品買取
- #ブランド時計
- #ブルガリ
- #ブルガリ(時計)
- #フルラ
- #ブレゲ
- #ボッテガヴェネタ
- #ポメラート
- #ホワイトゴールド
- #マークジェイコブス
- #マトラッセ
- #ミキモト
- #ミュウミュウ
- #ミルガウス
- #モーブッサン
- #ヨットマスター
- #ラルフローレン
- #リシャールミル
- #ルイ・ヴィトン
- #ルビー
- #レッドゴールド
- #ロエベ
- #ロレックス
- #ロンシャン
- #ロンジン
- #地金
- #宝石・ジュエリー
- #宝石買取
- #時計買取
- #珊瑚(サンゴ)
- #真珠・パール
- #色石
- #財布
- #金
- #金・プラチナ・貴金属
- #金アクセサリー
- #金インゴット
- #金の純度
- #金価格・相場
- #金歯
- #金縁メガネ
- #金貨
- #金買取
- #銀
- #銀貨
-
店頭買取
-
査定だけでもOK!
買取店舗数は業界最多の
1,000店舗以上!おたからやの店舗数は全国 1,000 店舗以上(待機店舗を含む)。これは、数ある買取店の中で最多を誇ります。日本全国津々浦々にて、地域密着でお買取りを承っております。
-
出張買取
-
査定だけでもOK!
買取専門店おたからやの
無料出張買取。買取専門店おたからやの無料出張買取です。出張料・査定料・買取手数料は全て無料、査定は最短5分です。随時キャンペーンを実施をしております!まずはお気軽にご相談ください!