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    日本・海外の代表的な
    銀貨や高価買取のコツを解説

銀貨の価値が決まる
ポイントとは?
日本・海外の代表的な
銀貨や高価買取のコツを解説

銀貨は世界中にコレクターがいる人気の高いアイテムです。旅行先で記念に買ったり、祖先から受け継いだりした銀貨は、予想よりはるかに高価なものかもしれません。

手元の銀貨の価値を知りたいときは、その価値を左右するポイントを知っておくと役に立ちます。また、日本や海外の有名な銀貨についても知識を蓄えておくとよいでしょう。

この記事では、銀貨の価値が決まるポイントや国内外の代表的な銀貨などについて詳しく解説します。

銀貨の特徴・歴史とは?

銀貨とは、を主原料として鋳造された貨幣のことです。

世界最古の銀貨は、紀元前670年頃にアナトリア半島のリュディアでつくられた「エレクトロン硬貨」といわれています。

日本では明治時代に銀貨の流通が活発になり、諸外国との貿易には1円銀貨が用いられていました。しかし、1897年の貨幣法改正にともなって銀貨の流通はストップします。

現代では、おもに国家事業を記念する「記念貨幣」としてのみ銀貨が発行され、コレクターの間で人気を集めています。記念貨幣にも額面金額が設定されており、通常の買い物などで利用可能です。

銀貨の価値が決まる
3つのポイント

現代における銀貨の価値は、需要や銀相場などに左右されます。ここでは、銀貨の価値が決まる3つのポイントを紹介します。

銀相場

銀相場とは、銀が市場で取引される価格のことです。金やほかの貴金属と同じように、銀についても1gあたりの販売価格、および買取価格が設定されています。

銀貨には多くの銀が含まれており、銀相場が上がるほど銀貨の価値も高まります

銀相場は、世界の需給バランスや経済動向によって大きく変動します。短期的な値動きを予測するのは専門家でも難しいでしょう。

銀の重量・純度

銀貨に含まれる銀の重量、または純度によって価値は大きく変わります

銀価格は1gに対して設定されており、重いほどその価値も高まります。銀の純度が高い銀貨ほど銀の含有量も高く、その分価値も高いといえます。

例えば、銀価格が1gあたり100円のとき、純度100%の銀100gは1万円です。この場合、純度50%の銀100gは5,000円である一方、純度80%の銀80gは6,400円となるため、純度が高ければ重量が小さくても価値が高いことがわかります。

銀貨のプレミア性

流通量が少ない銀貨や、数百年前に鋳造された銀貨などは、コレクター需要が高い傾向にあります。そうした銀貨はプレミア価格が上乗せされるため、高価買取につながりやすいのです。

ただし、銀貨のプレミア性を見極めるには専門的な知識や経験が必要とされます。そのため、知識や実績の乏しい買取業者では誤って価値を低く見積もられてしまう可能性があります。

銀貨を売却するときは、その希少性を正しく見極められる買取業者へ相談することが重要です。

【取引事例】1ドル銀貨に200万円超の価値がついたモルガン・ダラー銀貨

1794年に製造が始まったアメリカの1ドル銀貨は、コレクターの間でも人気の高い銀貨の一つです。

特に高い人気を誇るのが、1878年から1921年まで発行されていた「モルガン・ダラー銀貨」です。1905年から1920年の間は製造を中止していたこともあり、希少価値が高いことで知られています。

直径約38㎜、重さ約27gと、コインとしてはサイズが大きい部類に入ります。手に取ればずっしりとした重みを感じるでしょう。

なお、同じモルガン・ダラー銀貨でも、その価値は発行場所や発行年で大きく異なります。5万~20万円程度での取引価格が多いなか、特に価値が高いとされているのが1895年にフィラデルフィアで鋳造されたプルーフ硬貨です。

プレミア価値が高く、200万~250万円の高値で取引されることもあります。

同じ種類であっても、状態によって価値が変わります。手元にモルガン・ダラー銀貨をお持ちの方は、専門家に査定依頼をしてみてはいかがでしょう。

「状態が悪く、値はつかないのでは?」と思っていても、数万円の評価を受けるかもしれません。それだけ貴重な銀貨といえるでしょう。

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【日本】価値が高いおすすめの銀貨4選

ここでは、一般的に価値が高いとされる日本製の銀貨を4つ紹介します。

東京オリンピック記念1,000円銀貨幣

1964年、アジアで初めて開催された東京オリンピックを記念して発行された銀貨です。日本初の記念貨幣で、同時に100円銀貨も発行されました。

表面には富士山と国花である桜が、裏面には桜と五輪マークが描かれています。

銀の純度92.5%、重さは20gです。

鳳凰100円銀貨

1957年から1958年にかけて、100円の額面価格で発行された初めての銀貨です。

表面には鳳凰(ほうおう)が、裏面には桜のデザインが描かれています。流通数が多い分、希少価値はそれほど高くありません。

銀行での両替も可能ですが、鳳凰100円銀貨には3g程度の銀が含まれています。そのため、専門業者に依頼すれば額面以上の金額がつく可能性が高いでしょう

銀行での両替では100円ですが、専門業者による買取価格は数百程になるようです。

1円銀貨

明治から大正初期にかけて流通していた1円銀貨も人気があります。

1円銀貨は、1871年に貿易用として発行された「旧1円銀貨」、1874年にデザインを変更して国内向けに発行された「新1円銀貨」の2種類です。

旧1円銀貨は、表面には竜が、裏面には旭日が描かれています。

新1円銀貨は、表面には旧1円銀貨同様に竜が、裏面は旭日の代わりに「一圓」という文字が描かれたデザインです。

どちらも高価買取が期待できる銀貨ですが、特に新1円銀貨の1875年(明治8年)に発行されたものは価値が高くつく傾向にあります。

買取相場は、旧1円銀貨であれば500円~数万円、新1円銀貨であれば数千円~数十万円です。

ちなみに、旧1円銀貨のなかでも、表面の「圓」の形が欠けていないかどうかで価値が大きく変わります。手元にあれば確かめてみるとよいでしょう。

1円銀貨は人気が高い分、偽物も多く流通しているので注意が必要です。

旭日竜50銭銀貨

旭日竜50銭銀貨は「旭日竜大型50銭銀貨」と「旭日竜小型50銭銀貨」があります。

「旭日竜大型50銭銀貨」は、発行年度別に明治3年、明治4年前期、明治4年後期の3種類です。表面には竜が、裏年には旭日などが描かれています。

表面の大日本の「本」の字で、それぞれの違いを見極めることが可能です。買取相場は数千~10万円程度で、明治4年前期に発行されたものが最も希少価値が高いとされています。

「旭日竜小型50銭銀貨」は、旭日竜大型50銭銀貨と比べ、やや小さい直径が特徴です。表面には竜が、裏年には旭日などが描かれています。

銀貨に刻印されている竜が小さい「小竜」と、竜が大きい「大竜」が描かれたデザインに分けられます。

買取相場は、小竜が数百~数千円、大竜が数万円程と、買取相場は大竜のほうが高い傾向です。

【海外】価値が高いおすすめの銀貨5選

ここからは、一般的に価値が高いとされる海外製の銀貨を5つ紹介します。

【カナダ】メイプルリーフ銀貨

メイプルリーフ銀貨は、1988年からカナダ王室造幣局が毎年発行している銀貨です。

純度99.99%の地金型銀貨で、世界最大級の流通量を誇ります。

表面にはエリザベス2世の横顔が、裏面にはカナダの国旗にもデザインされているサトウカエデの葉、すなわちメイプルリーフがレリーフされています。

ちなみに、メイプルリーフコインは金やプラチナでつくられたものも有名です。

【アメリカ】イーグル銀貨

イーグル銀貨は、世界中のファンやコレクターから高い人気を得ているアメリカの地金型銀貨です。1986年に初めてつくられて以来、毎年発行されています。

アメリカ造幣局が発行しており、アメリカ政府が品質を保証している信頼性の高い銀貨です。

表面にはアメリカの象徴ともいえる自由の女神像が、裏面には国鳥であるワシの紋章がデザインされています。

なお2020年からは、ワシがオークの枝を巣に持ち帰ろうとする新しいデザインが発行されています。プルーフ加工が施されたイーグル銀貨は見栄えが良く、プレミア価格がつく可能性があるでしょう。

【イギリス】ブリタニア銀貨

1997年の誕生以来、毎年発行されているイギリスの銀貨です。

2013年以降に鋳造されたものは銀純度99.9%で、その品位と重量をイギリス政府が保証しています。価値が安定していることもあり、世界中のコレクターから人気です。

ブリタニア銀貨の表面にはイギリス君主の横顔が、裏面にはブリタニア女神が描かれています。

イギリスを擬人化したブリタニア女神は象徴的な存在で、お守りとしてブリタニア銀貨を持ち歩く人もいるようです。

【中国】パンダ銀貨

1982年から中国で発行されている銀貨です。

表面には毎年デザインが変わるジャイアントパンダが、裏面には世界遺産の北京天壇が描かれています。

その年における発行枚数やデザインによって希少性が変わり、銀相場以上に高い査定額がつくケースもあります。

例えば、1985年発行のパンダ銀貨には親パンダが子パンダを背中に乗せた様子が描かれており、愛くるしいデザインが人気です。

【オーストリア】ウィーン銀貨

1989年よりオーストリアで発行されている銀貨です。

デザインモチーフはウィーンフィルハーモニー管弦楽団で、表面にはパイプオルガンが、裏面には6つの管弦楽器が描かれています。

表面のパイプオルガンは、ウィーンフィルハーモニーのホームシアターである楽友協会で実際に使われているものがモデルです。

草案から完成までに1年かかったといわれるこのデザインは、オーストリア造幣局が発行する金貨やプラチナコインにも使われています。

銀貨を高価買取して
もらうためのコツ

銀貨の買取価格は相場だけでなく、保存状態や査定依頼をした業者の質などによっても変わってきます。ここでは、銀貨を高価買取してもらうための重要なコツを3つ紹介します。

銀の買取価格相場が高いときに売る

相場価格(円/g)

銀の価格相場は日々変動しています。世界情勢などの変化によって、価格が急落する可能性もあるので注意が必要です。

価格相場の動向に気を付け、比較的安定したタイミングで売ることで利益を得やすくなるでしょう。

銀貨の取り扱いに気を配る

銀貨を保管する際は、専用ケースへ収納しておく、直射日光の当たらない場所で保管する、といった気配りが大切です。

また、銀貨を触るときは皮脂の付着を防ぐため、なるべく手袋をすることをおすすめします。汚れやホコリはやわらかい布で取り除くなど、最小限のお手入れであれば問題ありません。

つや出しなどを目的に強く磨くと、表面が傷付いて価値を損ねるおそれがあります。くれぐれも取り扱いには注意しましょう。

信頼性の高い買取業者に依頼する

銀貨の価値は、銀の含有量やプレミア性などを考慮して算出されます。

銀貨の売却には、まず信頼性の高い買取業者を探すことから始めましょう。市場価値を正しく把握している買取業者へ依頼することで、適正な査定額を提示してもらえるはずです。

全国に1,000店舗以上を展開している「おたからや」は、世界44ヵ国とも取引実績がある買取専門店です。

銀貨はもちろん、金地金や金貨の買取査定も可能です。経験豊富なプロの査定士が査定を行なうため、安心してご利用いただけます。

店頭買取と出張買取のどちらかを選択でき、各種手数料は無料です。価値に見合った価格で銀貨を売りたい方は、ぜひ「おたからや」の無料査定をご利用ください。

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まとめ

銀貨は歴史的にも価値が高く、世界中のコレクターから人気を集めているアイテムです。

銀貨にはさまざまな種類があり、同じ種類でも保存状態や発行年度などでその価値は左右されます。価値が高い銀貨の種類を知ることで、お手持ちの銀貨のおおよその価値がわかるはずです。

また、高価買取してもらうには、銀の買取相場が安定したタイミングで売ることをおすすめします。査定の前のお手入れは、やさしく拭き取るにとどめ、傷付けないよう取り扱いには十分注意してください。

お手持ちの銀貨の価値を知りたい方は、信頼できる買取業者へ査定を依頼してみましょう。銀貨の売却は、「おたからや」の無料査定をぜひご利用ください。

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