ホワイトゴールドとプラチナの違いを徹底比較!
買取相場や選び方もご紹介
ホワイトゴールドとプラチナの明確な違いをご存知でない方は、意外と多いです。
似た素材と思われがちなホワイトゴールドとプラチナは、ジュエリーの購入や売却時において価値や価格に差が現れます。
この記事では、ホワイトゴールドとプラチナの違いについてご紹介します。
それぞれの素材のメリット・デメリットや買取相場についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
ホワイトゴールドとプラチナとの違いを徹底比較
ホワイトゴールドとプラチナは、どちらも美しい輝きを持つ素材です。
ここでは、ホワイトゴールドとプラチナの6つの特徴を徹底比較しています。
ホワイトゴールドとプラチナの特徴の違いは、購入や売却するときの価格に影響します。お手入れや使いやすさにも関わるので、ぜひ参考にしてみてください。
素材や強度で比較
ホワイトゴールドとプラチナは、そもそも素材が異なります。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドの素材は金です。金は柔らかく、他の金属(割金)と混ぜ合わせることで強度を高めています。
そのため、24金よりも18金、18金よりも14金と、金の純度が低くなるごとに、ホワイトゴールドの強度は高くなります。
ホワイトゴールドは、純度が低いほど割金の割合が増え、その結果として硬度が高くなる特徴があります。
このため、ジュエリーに使用する際には18金や14金が適している場合が多いです。
ホワイトゴールドに使用される割金は、主にパラジウムやニッケルです。
どちらも白金色で、パラジウムは銀歯、ニッケルは500円玉や100円玉、50円玉にも使われています。
プラチナ
プラチナは、地球上で採掘できる場所は限られており、約1tの原鉱石から3g程度しか採取できない白く輝く金属です。
金と同様、割金の多さが硬度に比例し、純度の高いプラチナ950よりも900の方が強度があります。
プラチナは純度が高いほど柔らかくなり、割金を増やすことで強度を補います。
純度の違いによって適した用途が変わるため、ジュエリー制作にはプラチナ900や950が一般的に用いられます。
プラチナは、ジュエリーだけでなく化学や医療、自動車業界など多岐にわたる分野で必要不可欠な素材となっています。
強度と硬度の比較
貴金属の硬度は「ビッカーズ硬さ(HV)」で表されます。この数値が高いほど硬く、傷がつきにくいことを意味します。
ただし、割金の種類や割合により実際の耐久性は変わるため、用途に応じた選択が重要です。
貴金属の種類 | ビッカーズ硬さ(HV) |
---|---|
銀 | 25 |
金 | 22 |
プラチナ | 40 |
銅 | 100 |
ニッケル | 118 |
プラチナは、金より高い硬度があります。しかし、それぞれ割金に選ばれる素材によって、どれほどの強度があるかが異なります。
刻印で比較
ホワイトゴールドの刻印は「WG」と表記され、例えば18金ホワイトゴールドの場合は「K18WG」や「Au750WG」となります。
一方、プラチナは「Pt」と表記され、純度95%の場合は「Pt950」のように記載されます。
また、ホワイトゴールドとプラチナを組み合わせたジュエリーでは、それぞれの部分に対応する刻印(例:「K14WG」「Pt900」)が打たれるため、購入時や買取時に確認するポイントとなります。
価格で比較
ホワイトゴールドとプラチナの価格は、時期や市場の状況によって変動します。
近年では、金の価格上昇と、ホワイトゴールドに使われるパラジウムの供給不安が相まって、ホワイトゴールドがプラチナより高い価格で取引されるケースも見られます。
一方、プラチナも地球上での採掘量が限られる希少な金属であり、供給不足や需要増加が価格に影響を与えます。
いずれの金属も、需要と供給のバランスが価格の大きな決定要因となっています。
希少性で比較
ホワイトゴールドとプラチナの希少性を比較すると、採掘量の観点ではプラチナが圧倒的に少ないです。
2023年時点でのプラチナの供給量は約175tに対し、金は約3644tと、プラチナの約20倍の供給量があります。
しかし、価格においては金の方が高い場合が多く、これは金が「有事の金」として安全資産としての需要が高いことが主な要因です。
一方、プラチナはその大部分が工業用途(約73%)に依存しているため、景気変動に価格が左右されやすい特徴を持っています。
カラーで比較
ホワイトゴールドは、金をベースに白色金属の割金を加えることで、銀色に近い明るい光沢を持つのが特徴です。
この輝きは、装う人の肌を明るく照らし、華やかな印象を与えます。割金の種類や割合により、色味が微妙に異なります。
ホワイトゴールドの割金比率例
- K18WG:金75%、パラジウム25%(黄色味がほのかに残る白色)
- K14WG:金58.5%、銅10%、銀10%、パラジウム20%、亜鉛1.5%(より白く青みがかった輝き)
一方、プラチナはホワイトゴールドに比べると深みがあり、気品と格調高さを演出します。
純プラチナには割金はありませんが、プラチナの純度に応じて銀やパラジウムの割金比率が異なります。
プラチナの純度別割金比率例
- Pt850: プラチナ85%、割金15%(銀やパラジウム)
- Pt900: プラチナ90%、割金10%
- Pt950: プラチナ95%、割金5%(より純白に近い色味)
ホワイトゴールドなら肌を明るく見せることができ、プラチナはエレガントな佇まいを演出してくれます。
ホワイトゴールドは明るく華やかな印象、プラチナは洗練された雰囲気を演出します。用途やシチュエーションに応じて選びましょう。
使用上の注意で比較
金は柔らかい素材ですが、割金の多いホワイトゴールド(例: K14WGやK18WG)なら、強度が増すため日常使用に適しています。
ただし、ホワイトゴールドに使用される割金(パラジウムやニッケル)は、金属アレルギーの原因になることがあるため、肌の弱い方は注意が必要です。
一方、プラチナは汗や水に溶け出しにくい性質があり、金属アレルギーのリスクが比較的低いとされています。
ただし、プラチナでも割金にパラジウムやコバルトが使用される場合があり、個人の体質によってアレルギー反応が起きる可能性はゼロではありません。
耐久性の観点では、プラチナは熱や変形に強い金属ですが、ホワイトゴールド(特にK14WG)の方が割金の種類や比率によっては硬度が高く、傷がつきにくいケースもあります。
どちらもジュエリーとして適切に加工されているため、使用目的や体質に応じて選ぶことをおすすめします。
ホワイトゴールドとプラチナのメリット&デメリット
ホワイトゴールドとプラチナには、それぞれメリットやデメリットがあります。
価値や価格などの違いで悩んだときは、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイトゴールドのメリット&デメリット
メリット
ホワイトゴールドは、純金と比較して硬度が高く傷つきにくい特性があります。
加工しやすいため、繊細なデザインのジュエリーが多く、高級感のある美しい白い輝きを持つ点が特徴です。
また、金価格の上昇に伴い、ホワイトゴールドも価格が上昇する傾向があります。
ただし、純金やプラチナと比べて直接的な投資資産として評価されることは少ないため、購入時にはその点を理解しておく必要があります。
デメリット
割金に使われるニッケルが金属アレルギーを引き起こす場合があります。
また、表面のロジウムコーティングは時間とともに剥がれる可能性があり、剥がれると黄ばみや変色が目立つことがあります。
割金の一部である銀が酸化すると黒ずむこともあるため、定期的なメンテナンスが推奨されます。
プラチナのメリット&デメリット
メリット
プラチナは、高純度で白い輝きを持つ希少な金属で、耐久性が高い点が魅力です。
Pt900やPt950は日常使用でも変色しにくく、コーティングが不要で美しさを保てるため、ジュエリーとして優れた素材といえます。
また、供給量が金の約20分の1と希少性が高く、資産価値の観点からも注目されています。
デメリット
高純度のプラチナは柔らかいため、強い衝撃を受けると変形や傷がつく可能性があります。
ただし、Pt900やPt950は割金によって耐久性を向上させています。
温泉の硫黄成分や化粧品が、プラチナに含まれる割金(例: 銀やコバルト)に影響を与えることがあるため、使用環境には注意が必要です。
ホワイトゴールドとプラチナの買取相場と推移
ここからは、買取査定の専門家という立場から、ホワイトゴールドとプラチナの買取相場と推移についてご紹介します。
ホワイトゴールドの買取相場と推移
ホワイトゴールドは、金の価格に連動して買取相場が上昇しています。
金を基盤とするホワイトゴールドの価格は、金の含有率や割金の種類によって異なります。
1970年代のオイルショック以降、金は「有事の資産」として注目され、価格が大きく上昇しました。
近年では、新型コロナウイルスの影響やインフレの進行により、金の市場価格がさらに高騰しています。
プラチナの買取相場と推移
プラチナの買取相場も近年上昇傾向にありますが、その背景には自動車産業や工業用途での需要増加が挙げられます。
排ガス浄化触媒や電気自動車関連部品への使用が増える中、プラチナの希少性が価値を押し上げています。
2008年のリーマンショック以降、一時的に下落したプラチナ相場ですが、インフレの進行や自動車産業の回復に伴い、価値を徐々に回復させています。
- おたからや査定員のコメント
ホワイトゴールドとプラチナの買取相場は、それぞれの市場状況や需要に大きく影響されます。
ホワイトゴールドは金の価格に連動し、プラチナは自動車産業や工業用途での需要に支えられています。
特にプラチナは、自動車排ガス浄化触媒におけるパラジウムの代替素材として注目されるなど、供給不足が価格を押し上げる要因となっています。
それぞれの素材が持つ特性を理解し、最適なタイミングでの売却を検討することが重要です。
ホワイトゴールドとプラチナはどちらが良いの?
ホワイトゴールドとプラチナで悩んだときは、資産価値か記念ジュエリーかのどちらかで選ぶことをおすすめします。
資産価値を重視するならホワイトゴールド
資産価値を重視する場合、金の価格に連動するホワイトゴールドがおすすめです。
金は「有事の金」として安定資産とされ、地政学リスクやインフレが続く中、その価値はさらに高まる可能性があります。
ただし、ホワイトゴールドの価値は含有する金の割合に依存する点には注意が必要です。
以上より、純金や金地金と比べると若干劣るものの、日常使いのジュエリーとして資産性を持ちながらも、使いやすい点が魅力です。
記念のジュエリーにはプラチナがおすすめ
プラチナは、深みのある白い輝きと優れた耐久性から、婚約指輪や結婚指輪など、記念ジュエリーに適しています。
高純度のプラチナジュエリー(Pt950やPt900)は、日常使用による変色の心配が少なく、美しい輝きを長く楽しめます。
また、プラチナは供給量が金の約20分の1と希少性が高く、エレガントで格調高い雰囲気を演出します。
特別な日を記念するジュエリーとして、プラチナは一生の思い出を象徴する素材としてふさわしい選択肢です。
ホワイトゴールドやプラチナを高く売る方法
ここでは、買取査定員の視点から、ホワイトゴールドやプラチナを高く売る主な方法2つをご紹介します。
買取相場を確認してから売る
ホワイトゴールドやプラチナの買取価格は、金やプラチナの市場価格に影響されるため、売却前に最新の買取相場を把握することが重要です。
市場価格は日々変動しており、経済情勢や地政学的リスク、インフレの影響などによって大きく上下することがあります。
売却のタイミングを見極めるためには、最新の買取相場をチェックすることが効果的です。
「おたからや」のホームページでは、金やプラチナの買取相場が毎日更新されており、現在の市場価格を簡単に確認できます。
こうした最新の情報を参考にすることで、より高い価格で売却するための適切なタイミングを判断することが可能です。
ブランドと素材の価値を理解する
ジュエリーの場合、素材価値だけでなくブランド価値も査定に影響します。
例えば、有名ブランドの指輪やネックレスは、ホワイトゴールドやプラチナの重量に加え、デザインやブランドの人気度が査定額に反映されます。
ブランドジュエリーを売却する際は、おたからやのような信頼できる査定士がいる専門店を選ぶことがポイントです。
また、付属品(箱、保証書)が揃っている場合は査定額が上がることがあるため、事前に確認しておきましょう。
ホワイトゴールドやプラチナの買取なら「おたからや」
おたからやでは、相場が高騰しているホワイトゴールドやプラチナをはじめ金・貴金属の高価買取を行っています。
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