ダイヤモンド買取はどんな店舗に持ち込むと高く買い取れる?

日本は宝石に関して宝の山といわれています。婚約指輪にダイヤモンドを贈ることが多く、その上バブル景気や高度経済成長期の頃に宝石を買い集めた方のお宅では、タンスの肥やしになっている状態も多くあります。不用な宝石は買取してもらうのが賢明です。
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NG買取店① ダイヤモンド鑑定のプロが不在。鑑定機器には限界がある
日本では海外とは違い、高品質でブランドものを好む傾向にあります。婚約指輪を購入する際にも、高級宝飾店やブランドメゾンのジュエリー店で、高品質なダイヤモンドを選び購入している方が多いようです。ニューヨークに本店を構え映画にも出てくるジュエリーブランドは、日本では特に婚約指輪を購入する上で人気のあるブランドです。独自のダイヤモンドルートを持ち、宝石業界でも特に品質の良い、輝きの美しいダイヤモンドリングを手に入れられるからです。信頼のおけるブランドジュエリーメゾンのダイヤモンドリングであると、きちんと鑑定書や保証書が添付されています。こうしたダイヤモンドは、世界的な鑑定機関のGIAやCGLによって品質や信ぴょう性が担保されているので、どのような買取業者でも相場に沿った査定額で買い取ってくれるでしょう。
しかしながら、ブランドの刻印がないノーブランドや鑑定書を紛失している場合には、鑑定士が肉眼や鑑定機器を駆使して品質を鑑定し、査定額を提示しなければなりません。鑑定士によっても査定額に多少の誤差が生じることもあるのです。鑑定機器も性能に限界があり、進化して見分けが難しい人工ダイヤモンドを正しく判別できないこともあります。さらにダイヤモンドの鑑定のプロやダイヤモンドソムリエなどの資格を有している人が不在で、素人同然のスタッフが買取をするようなリサイクルショップなどでは、高品質なダイヤモンドでも非常に安く買いたたかれることがあるので注意が必要です。
NG買取店② 販売ルートが多くない。在庫余剰のリスクがある。
かつてダイヤモンドリングや、ルビーやエメラルド、サファイアといった人気の半貴石のジュエリーは、買い取ってくれる業者が少ないものでした。ジュエリーは中古品になると二束三文との考えが根強く、買取に出しても宝石のルース自体に値段が付かず、ルースを支える台座のゴールドやプラチナの重量や純度の査定額だけで買い取られることが多かったのです。
時代の流れとともに、半貴石やダイヤモンドの鉱山が閉山されたり、採掘量自体が年々減少していったりする中で、次第に中古のジュエリーのルース自体にも値段が付くようになっていきました。特に人口の多い中国やインドの経済成長が目覚ましく、ダイヤモンドや半貴石のニーズが高まって、中古であっても高値で取引されるようになってきています。
このように中国やインドなど、グローバルに大量の宝石を売ることのできるルートを持っている宝石買取業者であると、高額査定で買い取ってもらうことが期待できます。一方でこうした販路ほとんど抱えていない買取業者となると、宝石を買い取っても在庫として残り続けることも多く、買取業者のリスク回避で買取額が安くなってしまう傾向にあります。大事な宝石を高く買い取ってもらうためには、買取業者の転売ルートや海外輸出状況、転売ショップの規模などを確認して査定に出すことも大事です。
NG買取店③ 競合店舗が少ない。買取金額が上がらない
街を歩いていると、貴金属買取、ブランド買取や質屋など、宝石を買い取ってくれる店舗をたくさん見ることができます。そのため、売却したいときにどこの買取業者を選べばよいのか、困惑し途方に暮れている人も珍しくありません。首都圏では、ジュエリーや貴金属を買取する業者が密集し軒を連ねているエリアも見受けられます。買取に出す場合には、過疎地や郊外に一軒だけで買取を営んでいるような店舗ではなく、買取業者が密集している地域の店舗で売却することをおすすめします。
買取業者が密集しているところでは、いかにたくさん、そしてより良い品質の宝石を買い取れるかが競争であり、それこそが競合他社が多い中で生き残っていく術です。それゆえに、店では積極的に買取していることが多いです。また、後悔の無い満足のできる買取額を提示してもらえる可能性もあります。
買取業者が数店並んでいれば、数件で無料査定してもらい相見積もりすることもできるので、その中から最も高い査定額を選択して売却できます。競合店舗がなく、相見積もりができない環境下であると、消費者は一つの買取業者の査定額を鵜吞みにすることしかできません。買取額が上がることもなく、安値で買いたたかれてしまう可能性もあります。後悔しない買取には、競合他社と競わせることも大事です。
ここを見ればわかる!人気のある買取店の4つの特徴
宝石の買取では、その買取業者の人気があるのか否かの見極めも大事なポイントです。人気があるとは、それだけ消費者が満足できる査定額を提示してくれることでもあり、後悔の無い売却につながっていきます。
人気のある買取店には主に四つの特徴があります。まず一つは、ダイヤモンドや半貴石、パールや珊瑚など宝石全般に精通したプロの鑑定士が常駐している買取店です。GIAやCGLやダイヤモンドソムリエなどの有資格者の鑑定士が常駐していれば、適正価格で査定してくれ安心して売却することが可能になるからです。
ニつ目は、買い取り実績が豊富であり、独自の相場やデータベースがしっかりしている店舗です。データベースがあれば売却する人にとって安心材料になり、詐欺まがいなことをされたり欺いて査定額を減額されたりする心配もありません。
三つ目の人気の特徴とは、宝石台座のゴールドやプラチナなどの価格変動をデイリーに表示している店舗です。市場の相場を把握できるようにしてくれていると、売却したい人は一番高値が付いたタイミングで売却することができるようになります。
四つ目には巨大な販路や転売ルートを持っている業者が人気です。販路が多いと需要も多くなり、買取業者はできるだけたくさん買い取らなければいけません。そのため数点まとめて高値で買ってくれたり、競合他社より高額査定をしてくれたりする可能性が高いです。
買取店を選ぶときに意識したいこと
宝石買取では人気店をできるだけ選ぶことも大事です。人気店は高額査定が期待でき、満足できる買取額になる可能性が高いからです。それと同時に利便性やサービスにも着目して、買取店を選ぶことも大事です。
デザインが時代遅れで古く人気がない宝石の場合には、買取自体を拒否する店も珍しくありません。しかしサービスが充実している店舗は、デザインや人気に関係なくまとめ買取といったサービスを展開しています。デザインが古いもの1点ではなく、5点まとめて査定に出してくれたら買い取りますといったサービスを行っている業者もあります。こうした買取店は買い取ったままのデザインで転売ショップに陳列するのではなく、ゴールドを溶かしたり、台座とルースを分解し新たなデザインの宝石に作りかえたりして販売しています。
そして、子育てや家事、介護で多忙な人は、買取店に出向いて査定してもらうことが難しいです。出張サービスを実施している宝石買取店も昨今では多くなってきています。出張サービスであれば、忙しい人でも空いた時間に査定に出し現金化することが可能となります。交通手段を使わない分、高価な宝石を落としたり窃盗されたりするリスクも軽減し、安心して売却できます。コロナ禍で人ゴミを避けることもでき、出張サービスは人気の買取システムとなっています。
まとめ
宝石を高く買い取ってもらうには、買取業者や店舗選びが非常に重要です。宝石鑑定のプロやCGLやダイヤモンドソムリエの資格を持っている鑑定士が常駐していたり、巨大な販売ルートを持っていたりする店舗であれば、高額査定が期待でき後悔の無い売却ができます。ゴールドやプラチナの市場相場情報を提示してくれ、まとめ買いや出張サービスなどを実施している買取業者も人気があります。安心を担保しながら納得できる売却につなげていきましょう。