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    (ジェリーオパール/
    クリスタルオパール)
    -WaterOpal(jellyopal、CrystalOpal)】

【ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
-WaterOpal(jellyopal、CrystalOpal)】

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
の特徴と宝石言葉

オパールと一口に言っても様々な種類がありますが、大きく遊色効果が見られるプレシャスオパールと、遊色効果が見られないコモンオパールの2種類に分類されます。遊色効果とは、光の当たり方や見る角度によって色彩が変わる現象のことを指しますが、ウォーターオパールはプレシャスオパールの一種です。

プレシャスオパールは、さらにベースカラー(地色)によって様々な種類に分類されますが、ベースカラーが透明に近いものや、透明感がある淡い黄色や青色をしているものがウォーターオパールと呼ばれます。透明感があるベースカラーと遊色効果を持つことがウォーターオパールの最大の特徴となりますが、この宝石は一般的に上部がドーム状になったカボションカットが施されるケースが多いため、石を傾けると様々な色彩を楽しむことが可能です。

一方で、オパールは宝石の中で唯一水分を含むという特徴があります。乾燥や熱に弱く、モース硬度も5.5~6.5程度と比較的柔らかい宝石なので、取り扱いには十分に注意を払わなければなりません。しかし、水のような透明感がある美しさに惹かれる方は少なくないため、オパールの中では比較的高値で取引されています。

なお、ウォーターオパールは「乙女の恋心」「目覚め」「無限の可能性」といった宝石言葉を持ち、持ち主の隠された才能や情熱を呼び覚まして、目標に向かって進んでいくサポートをしてくれるパワーストーンとしても人気があります。

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
の色と魅力

上記の通り、ウォーターオパールはベースカラーが無色透明から淡い黄色や青色で、遊色効果が見られるオパールのことを指します。このウォーターオパールという名称は、水のような透明感があるベースカラーであることや、遊色効果が水の中に浮いたように見えることから付けられたと言われています。なお、ウォーターオパールの中でも特に透明度が高く、遊色効果がはっきりと見えるものはクリスタルオパールと呼ばれることもありますが、ウォーターオパールと区別する明確な基準はありません。

また、ウォーターオパールの最大の魅力は、遊色効果によって透明感があるベースカラーの中にレッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・ネイビー・パープルといった虹やオーロラを連想させるような多彩な色が現れることです。全ての色合いがはっきりと現れるものはほとんどなく、グリーンやブルーといった色合いが強く見られるものが大半を占めますが、幻想的な色彩のグラデーションを楽しむことができます。

また、他のオパールでは見られないような瑞々しい美しさを感じられるのもウォーターオパールの魅力ですが、その産出量は決して多くはありません。そのためウォーターオパールは希少性が高い宝石として知られており、世界中で高い評価を得ています。

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
の産出国

オパールは、主にオーストラリアとメキシコで産出されていますが、特にオーストラリアは主要な産地として知られており、世界の産出量の9割以上を占めています。しかしウォーターオパールが産出されるのは主にメキシコです。メキシコ産と言えば、一般的に赤・オレンジ・黄色などの暖色系のベースカラーを持つファイヤーオパールが連想されますが、メキシコはウォーターオパールの産地としても非常に有名です。

近年ではエチオピア産のウォーターオパールも増えています。エチオピアではメキシコ産のものにも劣らない品質のウォーターオパールが産出されていますが、エチオピア産のものは水分量が多く、他の産地のものよりもデリケートなので扱い方が難しいという側面があります。しかし比較的良質なものが多く、メキシコ産のものよりも安価であることから近年は流通量が増加しています。

なお、メキシコ産のオパールは他の産地のものと区別するためにメキシコ(メキシカン)オパールと呼ばれていますが、この名称はメキシコで産出されたもの全体を指す場合と、メキシコで産出されたファイヤーオパールのみを指す場合があります。また、メキシコ以外で産出されたウォーターオパールは、ジェリーオパールと呼ばれることがありますが、ゼラチンのような見た目で遊色効果で現れる色の境界線が曖昧なものをジェリーオパールと呼ぶケースもあるので注意が必要です。

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
のお手入れと保管方法

ウォーターオパールの中には、ハイドロフェーンオパールと呼ばれる、水分を吸収・発散しやすい性質を持ったものがあります。ハイドロフェーンオパールは、非常にデリケートで乾燥に弱いという特徴があるため、保管の際は乾燥する場所を避ける必要があります。また、汗や皮脂、ファンデーションなどによって変色する恐れもあるため、可能な限り肌と直接触れる使い方を避けることも大切です。

水洗いする際も、水道水に含まれる物質や中性洗剤の成分によって変色することがあるため、水や中性洗剤を使ったお手入れは行わない方が無難です。普段のお手入れ方法としては、乾燥した柔らかい布で表面を優しく拭いた後に、新しい別の柔らかい布で包んでから乾燥状態にならない場所に保管してください。なお、エチオピア産のウォーターオパールは、基本的にハイドロフェーンオパールだと言われているため、取り扱いには十分に注意しましょう。

ハイドロフェーンオパール以外のウォーターオパールに関しては、他の宝石類と同じように水や中性洗剤を使った洗浄が可能です。ただし、水に濡れている状態は決して好ましいとは言えないので、可能な限り手早く洗浄する必要があります。毛先が柔らかいブラシなどで優しく擦って汚れを落としたら、洗剤が残らないように十分にすすぎ洗いを行って、柔らかい布などで水分を拭き取ってからハイドロフェーンオパール同様に乾燥状態にならない場所に保管しましょう。

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
の市場価値

遊色効果が見られるプレシャスオパールは、ベースカラーによって様々な種類に分類されていますが、その中で最も市場価値が高いのはベースカラーがブラックのブラックオパールです。ウォーターオパールは、オパールの中では希少で市場価値も高めですが、ブラックオパールには及びません。ただし品質やサイズによってはブラックオパール以上の価格で取引されています。

また個々のウォーターオパールの価値は、主にベースカラーと遊色効果によって決まります。ベースカラーはより無色透明に近いものが理想です。薄く色が付いている場合はイエローよりもブルーの方が価値は高まりますが、表面がくすんでいるものや色ムラあるものは低評価となります。

遊色効果に関しては、現れる色のバリエーションが豊富で、石全体にバランスよく遊色が見られるもの、よりはっきりした遊色が確認できるものほど価値は高まります。しかし遊色効果がはっきりとしたウォーターオパールは非常に稀です。加えて透明度が高いベースカラーをしているウォーターオパールは、遊色効果が確認しにくいという側面があるため、強い遊色効果が見られるものに対しては高い評価が与えられます。

なお、ウォーターオパールはグリーンやブルーの遊色が強いものが多い傾向がありますが、日本ではレッドやオレンジなどの暖色系の遊色が見られるものの方が人気です。また、カボションカットが施されている場合はシンメトリーで厚みがあるものほど価値が高まります。

ウォーターオパール
(ジェリーオパール/
クリスタルオパール)
の値段と価格相場

現在、市場に出回っているウォーターオパールの相場は、ルース(裸石)の状態で数万円程度となっていますが、品質やサイズによっては1万円以下で販売されています。一方で、透明度が高く遊色も美しいものに対しては十万円以上、場合によっては百万円以上の値段が付けられることもあります。

また、ウォーターオパールはジュエリーとして貴金属などにセッティングすると遊色効果が確認しにくくなることから、ルースの状態で流通することが多いものの、ジュエリーに加工されて流通しているものも少なくありません。ジュエリーとして販売されているものの場合、台座部分の素材やウォーターオパール以外に使われている宝石類の価値によって値段が大きく変動するため、数十万円程度の価格帯のものも多く見られます。しかし、ウォーターオパール以外の宝石が使われていないものの場合は、数万円程度で購入できるものも少なくありません。

なお、市場に出回ってるウォーターオパールの中には合成石も存在しています。合成石とは人工的に作られた宝石のことで、天然石と同じ成分同じ構造を持っているため、素人では判別するのが難しいこともあります。多くの場合、合成石であることが明記された状態で販売されていますが、天然のウォーターオパールとして販売されているケースもあるので注意が必要です。

まとめ

ウォーターオパールは、透明感のあるベースカラーの中に鮮やかな遊色効果が見られる宝石です。一般的な宝石と比べるとデリケートなので取り扱いには十分に注意を払う必要がありますが、他のオパールにはない瑞々しい美しさを感じることができます。また、透明度が高く遊色効果が美しいものは高値で取引されていますが、基本的には数万円程度で購入することが可能です。ルースの状態で流通しているケースが多いものの、ジュエリーに加工されているものを扱っているショップも少なくないので、興味がある方は様々なショップをチェックしてみると良いでしょう。

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