宝石・ジュエリー
2021年11月2日

ルビーの価値を決定する要素と買取査定で評価されるポイント

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ルビーの価値を決定する要素と買取査定で評価されるポイント

ルビーの買取金額は、買取店によって大きく異なるケースが少なくありません。ルビーの買取査定ではどのようなポイントが評価されるのでしょうか。ここでは、ルビーの価値を決める3つの要素と、買取査定時に評価されるポイントについて解説していきます。

ルビーの価値は「カラー」「クラリティ」「カラット」で決まる

7月の誕生石としても知られるルビーは、ダイヤモンド・サファイア・エメラルドと並び世界四大宝石の一つに数えられる宝石ですが、ルビーは鉱物的にはサファイアと同じコランダムという鉱物に属する宝石です。コランダムは本来は無色透明ですが、1%ほどの酸化クロムを含んだコランダムは赤色に発色してルビーと呼ばれるようになります。なお、青色の宝石というイメージのあるサファイアですが、赤色以外の色に発色したコランダムは全てサファイアと呼ばれます。

また、ルビーは産出国が限られている宝石です。年間産出量も世界四大宝石の中で最も少なく希少性が高い宝石として扱われていますので、数ある宝石の中でも高値で取引されており、中古市場でも高い人気を誇っています。

一方で、ルビーの中でも質が悪いものは値段がつかないというケースもあります。この宝石の価値は主に「カラー」「クラリティ」「カラット」の3つの要素で決まり、ここに産地や付属品の有無、ジュエリーの場合は付随する貴金属や宝石といった付加価値が加わることで、最終的な取引額が決まるのです。

3つの要素の中で最も重要な「カラー」

カラー・クラリティ・カラットの3つの要素の中で、ルビーの価値を最も左右するものが「カラー」です。ルビーの赤色は含有する酸化クロムの量によって変わり、含有量が多いほど濃い赤に、含有量が少ないほど薄い赤になっていき、基本的には色味の濃いものほど価値は高まりますが、酸化クロムの含有量が多すぎるものは黒ずんだ色合いとなり、価値は低下します。

また、ルビーの色味は産地によっても若干異なります。最も高く評価されているものは、ミャンマー産の「ピジョン・ブラッド」と呼ばれるものです。ピジョン・ブラッドは、文字通り鳩の血のような色合いであることから名付けられたカラーで、美しい色合いであることに加えて希少性も非常に高いことから高値で取引されています。加えて、ピジョン・ブラッドほどの価値はありませんが、タイ産の「ビーフ・ブラッド」と呼ばれるルビーも非常に有名です。

なお、市場に流通している95%以上のルビーは、色合いを美しくするための加熱処理が施されています。加熱処理が施されていることで価値が低下することはありませんが、非加熱でも美しい色合いのものは非常に希少性が高いことから高値がつけられています。

宝石の透明度を表す「クラリティ」

どの宝石にも言えることですが、クラリティ(透明度)が高いものほど価値は高まります。クラリティを評価する際にチェックされるものがインクルージョン(内包物)とブレミッシュ(キズ)です。

インクルージョンは、宝石の透明度を大きく左右する要因で、大きさや形状、位置などによって宝石の透明度は変わります。基本的には、インクルージョンが少ないものほど高評価が与えられますが、インクルージョンが全くない天然のルビーは存在しませんので、多少のインクルージョンであれば価値が大きく下がることはありません。しかし、宝石の透明度が損なわれるようなインクルージョンであった場合は、大きなマイナスポイントとなります。

また、インクルージョンが存在することで、逆に宝石の価値が高まるケースもあります。ルビーの場合、ルチルと呼ばれる針状のインクルージョンにより、星型の光の筋が現れることがあり、このようなルビーはスタールビーと呼ばれ、通常のルビーよりも価値が高いと評価されているのです。

一方のブレミッシュは宝石表層のキズのことで、原石をカットした際についたものと、カット後についたものがありますが、こちらはいずれもルビーの価値が下がる要因となります。

宝石の質量単位である「カラット」

カラットとは重量の単位で、1カラットは0.2グラムに相当します。基本的に、どの宝石もカラット数が大きくなるほど価値も上昇していきますが、ルビーも例外ではありません。

ただし、ルビーの場合は3カラットを超えると急激に価値が上昇するという特徴があります。ルビーと同じコランダムに属するサファイアの場合、20カラット以上の大粒のものも存在しますが、ルビーの場合は3カラットを上回るものはほとんど産出されません。現在、市場に流通している最高品質のルビーは2カラット未満のものが大半で、3カラットを超えるものはほとんど見かけることがありません。そのため、3カラットを上回るものは非常に希少性が高く、価格も2カラット未満のものよりも遥かに高くなります。

一方で、たとえカラット数が大きいとしても、色味が悪く透明度も低いものの場合は、2カラット未満の最高品質のものの方が価値の高い場合があります。カラット数は、宝石の価値を左右する重要な要素ではありますが、他の要素の評価が伴っていなければ高値がつくことはありません。宝石の買取依頼を検討する際は、この点について十分に理解しておくことが大切です。

買取査定時に3つの要素以外で評価されるポイント

ルビーの買取査定では、カラー・クラリティ・カラットの3つの要素だけではなく、産地や付属品の有無などのポイントも評価対象です。

産地に関しては、ピジョン・ブラッドで有名なミャンマー産が最も高く評価されています。ミャンマーは国内政情が不安定で、ルビーの採掘も安定して行われていないため、今後はさらに価値が上昇すると考えられています。また、ビーフ・ブラッドのものが産出されるタイも比較的高く評価はされますが、それ以外の地域に関してはプラスの評価となることはありません。

付属品の有無も買取査定でチェックされるポイントです。鑑別書や産地証明書、ジュエリーの場合は箱や袋、ブランド品の場合はギャランティカードといった付属品を一緒に査定に出すことでプラス評価が得られます。特に、鑑別書や産地証明書は買取査定において重要な書類ですので、一緒に査定に出すようにしましょう。

さらに、ジュエリーの場合は、ルビー以外に使われている貴金属や宝石類も評価されますが、買取店によってはジュエリーのデザイン、ブランド品の場合はブランドとしての価値も評価の対象となります。加えて、宝石自体の状態も査定額に影響を与えることがありますので、査定前に汚れを落とすなどのお手入れを行っておくことをおすすめします。

ルビー買取は専門知識が豊富な買取店に依頼しよう

ルビーの価値はカラー・クラリティ・カラットの3つの要素で決まりますが、ルビーにはダイヤモンドの4Cのような明確な評価基準がありません。そのため、ルビーの査定はプロの鑑定士でも難しいとされており、鑑定士によって買取額に大きな差が生じるケースも少なくありません。仮に、ルビー査定に関する専門知識の乏しい鑑定士に査定を依頼してしまった場合、適正価格よりも大幅に低い金額を提示される恐れがありますので、専門知識が豊富な鑑定士が在籍している買取店を選択することが大切です。

なお、GIA(米国宝石学会)が認定しているGGや、Gem-A(英国宝石協会)が認定しているFGAといった資格は、さまざまな宝石に関する深い専門知識を有していなければ取得できません。したがって、これらの資格を持った鑑定士が在籍している買取店であれば、適正価格で売却できる可能性は高いです。ただし、宝石の買取価格は鑑定士の技量だけではなく、買取店が持つ販路や在庫状況にも左右されますので、ルビーを売却する際は複数の店舗に査定を依頼することをおすすめします。

まとめ

赤色の宝石を代表するルビーは、世界四大宝石の中で最も産出量が少なく希少性が高いため、他の宝石と比べて買取金額は高くなる傾向にあります。しかし、ルビーの買取金額は鑑定士の技量に左右されますので、買取依頼を検討する際は、専門知識が豊富な鑑定士が在籍している買取店を選択しましょう。また、査定では付属品の有無や宝石の状態も評価対象となりますので、可能な限り付属品を揃えるとともに、査定前にお手入れを行っておくことが大切です。

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