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    ロレックス・グリーンサブ
    126610LVの
    特徴や相場の推移

プレミア化が著しい
ロレックス・グリーンサブ
126610LVの
特徴や相場の推移

時計業界においてトップクラスの人気を誇るロレックスですが、中でもレアモデルやスポーツモデルは生産終了後に必ずと言って良いほどプレミア化することでお馴染みです。ここでは高い防水性を備えたサブマリーナーの中でも特に人気があるグリーンサブと、新しいシリーズ126610LVの特徴や相場価格の推移などに関して解説します。

サブマリーナーと
グリーンサブについて

細かいモデルの前に、まずはロレックスと同社の製品シリーズ、サブマリーナーに関してご紹介します。スイスの高級腕時計メーカーであるロレックスは、1905年にイギリスはロンドンにて事業をスタートしました。創業者はドイツ人のハンス・ウィルスドルフで、時計関税の高騰によりスイスに拠点を移したのが現在の礎となっています。まだ懐中時計が主流であったにもかかわらず、早くから時流を読みいち早く腕時計の普及を予測していたことが現代の成功に繋がったと言えるでしょう。製品に使われている部品は、全て自社で製造しているのも大きな特徴です。
極めて高い防水性のオイスターケースを開発した、オイスター社を買収した上でさらにロレックス社の時計に採用しました。他にも自動巻き機構や、日付が自動で切り替わるデイトジャスト機能などを開発し搭載したことにより腕時計では初となるクロノメーターの認定も受けています。高級でありながらも高い実用性を誇るロレックスの腕時計は、スタンダードやスポーツモデルなどいずれも人気が高いです。
ロレックス社のサブマリーナーの誕生は1953年と、他の製品と比べても長い歴史を持つモデルです。ちなみに同じ年に、同様の強い人気を誇るエクスプローラーもリリースされています。腕時計業界のパイオニアとも言える存在であり、モダン・ダイバーズウォッチの基盤と言っても過言ではないでしょう。近年においてもその人気は衰えることなく、価格の高騰が著しいです。
世界初のダイバーズウォッチであるにもかかわらず、当初から高い防水性とデザイン性の両方を備えていました。そして長い年月をかけて洗練され、今やダイバーズウォッチの代表的なモデルへと昇格しています。高い防水性の秘密は、先述のオイスターケースの採用が肝です。加えて逆回転防止ベゼルを搭載している点も、実用性の高さに貢献しています。デザイン面の評価も高く、プライベートはもちろんビジネスの場でも違和感なく使えるほどの扱いやすさを備えています。
そんな高い人気を持つサブマリーナーの中で、多くのファンを惹き付けてやまないのがグリーンサブです。サブマリーナーが誕生してから50周年のタイミングで、その記念としてリリースされたモデルです。企業を象徴するカラーである、緑色を帯びたデザインが印象的となっています。なお緑色の他にも、青色や赤色をあしらったモデルもあるため気になる方はチェックしてみてください。

ロレックス・サブマリーナーの
歴史と変遷

サブマリーナーの特徴が分かったところで、このシリーズにまつわる歴史とモデル・仕様の変遷も見ていきましょう。現代のグリーンサブ、126610LVに繋がる道筋を追います。
ダイバーズウォッチを作る上で欠かせない、オイスターケースの誕生が1926年10月28日です。オイスター社を買収し、特許の申請を行いました。第二次世界大戦が終了して1950年代に入ると、ロレックスは時計本来の能力をはるかに超える、プロフェッショナル・ウォッチの開発に踏み切ります。さまざまなフィールドで使用されることを想定され、その中の1つが今回の、水中で活動するダイバー向けの防水腕時計という訳です。
そしてついに1953年に、水深100mまでの防水性能を備えたサブマリーナーが開発されました。潜水時間を計測できる回転ベゼルを採用しており、ダイバーのためのツールとして注目を浴びました。翌年の1954年には、防水性能を水深200mまでアップグレードしたRef.6200が発売されます。ダイバーズウォッチの基盤を作っているにもかかわらず試行錯誤を重ね、多くの試作品が作られたのもこの頃です。5年後の59年には、リューズの誤作動および破損防止のためのリューズガードが搭載されます。ケースサイズも大幅に拡張されて、現代に通ずるスタイリングがこの時既に完成しています。
カレンダー搭載モデルが誕生したのが、1969年のことです。これ以降はデイトと銘打ったカレンダー付きのモデルと、搭載しないノーマルモデルの2つが展開されることとなります。10年後には第2世代サブマリーナー・デイト(16800)に、逆回転ベゼルとサファイアクリスタルが搭載されたモデルがリリースされます。同時に水深300mの水圧に耐えられる、現代と遜色のない防水性能も付与されました。1989年には第5世代である、ノンデイトモデルが発表されます。
2003年にはサブマリーナー誕生50周年記念モデルとして、グリーンベゼルをあしらった製品が発表されました。これが今回のグリーンサブのことであり、ここからモデルチェンジを経て現行モデルへと続いていくという訳です。5年後には金色のサブマリーナー・デイトに、セラクロムベゼルが採用されています。また白色のモデルが同時リリースされたのが記憶に新しい方も、多いことでしょう。2020年にはサブマリーナーの第8世代と、デイトの第5世代がリリースされます。

グリーンサブ・126610LV
モデルの特徴

ここからは2020年に発売された、126610LVについてご紹介します。グリーンサブの3rdモデルに該当する126610LVは歴代の美しいグリーンベゼルと、2003年リリースのモデル・16610LVから引き継いだブラックダイアルの両方を備えています。なお5桁の数字のモデルナンバーの後のアルファベット「LV」は、フランス語でベゼルを意味するLunetteと、緑という意味を持つVertの頭文字を取ったものです。先代のモデルである116610LVと比較すると、ケースのサイズも1mmアップしています。僅か1mmではあるものの、これにより迫力が増している点に注目です。ベゼルは緑色、文字盤は黒色というコントラストは2010年まで生産されていた16610LVと同じであり、前モデルであり文字盤が鮮やかな緑色であった116610LVとは印象が全く違います。ケースサイズを拡大したおかげで、ラグ形状やブレスレット幅のバランスがより整っているのが大きな特徴です。
デザインに関しては、前モデルとの変化は少なく持ち替える方の違和感は微々たるものでしょう。サブマリーナーの伝統的なデザインを受け継いでいて、変更はほとんどありません。細かいところに注目するならスイスの文字と、MADEの文字の間に「クラウンマーク」が刻まれている点です。高い堅牢性を誇るブレスレット、長さの調整が容易なグライドロック・エクステンションシステムが搭載されています。これにより、ダイビングスーツの上からでも着用が容易という訳です。ラグ幅およびブレスレット幅は細めに、シャープなデザインとなっていて従来のモデルよりもスタイリッシュな印象が増加しています。ドットインデックスの太さやコマの数なども進化しており、実に魅力的な仕上がりです。前モデル116610LVと、2003年から2010年に製造されていた16610LVの良い部分を融合したモデルという評価もあり126610LVは評判が高いです。他にも夜光塗料にクロマライト、風防素材としてはサファイアガラスが採用されています。約70時間のロングパワーリザーブを備えた最新ムーブメント、Cal.3235が搭載されている点も特筆すべきポイントです。

グリーンサブの買取価格と
その変動について

ロレックスが開発・発表しているスポーツモデルは、いずれも高い人気を誇ります。そんなスポーツシリーズ内にあるサブマリーナーの、さらに強い人気を持つのがグリーンサブという訳です。2020年に発表されたグリーンサブ126610LVの買取価格やその推移について見ていきましょう。
サブマリーナーの中でも、グリーンサブは需要が高いためおのずとリセールバリューも高くなります。ステンレス素材で作られたモデルとしては、買取市場においても相当な価格をキープしています。ゴージャスなゴールドとステンレス素材のものよりも相場額が高騰する、最重要モデルの1つと言って良いでしょう。
2022年12月の時点での、買取価格は200万円前後で推移しています。なお前モデルである116610LVは同じ時期に異常なまでに価格が高騰して、新モデルと価格が逆転するほどの事態を迎えました。ただ116610LVが特殊なだけで、コレクション全体から比べれば126610LVも資産価値の面では圧倒的なクオリティを誇るのは間違いありません。2020年に発売して、生産が終了していないのにもかかわらずプレミア価格がつきました。その価格のまま相場が上昇していき、平均買取価格がそのまま200万円前後を行ったり来たりという状態です。ちなみにピークの時期には、380万円ほどにまで高騰しました。12月時点では約200万円あたりに落ち着いたものの、まだ十分に高値で売却できるモデルであることは変わりません。グリーンサブ自体、そもそもの製造数や市場在庫が少ない傾向にあり需要は続くことでしょう。
気になるグリーンサブ126610LVの売り時ですが、より高値で売りたいのであれば待つタイミングとも言えます。今後さらに高騰する可能性があるのかどうかが、オーナーの方々の気になるポイントでしょう。確かにロレックスの製品は全体的に相場が年々上昇してはいるものの、ロシアのウクライナ侵攻など世情の影響を受けて人気モデルの買取価格は思ったように上昇しなくなっているからです。明らかに下落しているモデルもある中で、126610LVも同様に影響を受けています。2022年の前半がピークで少しずつ下がり続けている傾向にあるため、慎重にタイミングを選ぶべきです。

少しでもグリーンサブを
高く売るためのポイント

サブマリーナーの現行モデルである、グリーンサブ126610LVは需要・人気ともに高いです。最新モデルであるため未使用品だけでなく、中古品も同様に高い需要があり高値で取引されています。ここからは126610LVを少しでも高く売却するための、ポイントを見ていきましょう。
腕時計に限らず多くの中古品における原則ですが、付属品を一緒に査定に出すことがポイントです。電化製品から車・バイク、楽器や家具などあらゆるジャンルの製品においてこの原則は変わりません。126610LVに付属しているのは化粧箱と保証書、説明書と予備のコマです。オークションを見て頂ければ分かる通り、製品そのものだけでなく付属品にも大きな価値があります。ただでさえ生産数が少ないモデルであるため、用意できる付属品は全て揃えた上で買取査定に持って行きましょう。特に保証書があるかどうかは重要であり、時計の価値が左右されるため買取価格を少しでも上げるためにも必ず持参してください。
査定に出す際に、見た目を綺麗に整えておくことも査定額をアップさせるには必須です。買取店の査定時、腕時計に限らずあらゆる品物において見た目は綺麗な方が印象が良くなるからです。傷や汚れが多い個体を店が買い取った場合、その買取店は再販売する前にメンテナンスの手間・コストが発生します。その費用や労力の分、買取価格が下がってしまうという訳です。一方で傷がなければ、その買取店はオーバーホールを実施するだけで再販売が可能となります。発売してからまだ数年しか経っていないモデルであるため、良い状態を保持していれば自ずと高額になりやすいです。汚れ・くすみが見られる場合は、できるだけ綺麗な状態にしてから査定を依頼してください。
もし傷があったとしても、諦めず売却する時期を見定めることが大切です。確かに傷がある個体よりも、無傷で綺麗な方が金額は上昇しやすいです。しかし状態に難があったとしても、人気モデルである126610LVの需要がなくなることはありません。需要が高いため、どの年式の個体であっても買取不可能になるケースはほとんどないでしょう。傷のことを気にし過ぎずに、売り時をきちんと見定めて適切なタイミングで査定に出すことが大事です。

まとめ

ダイバーズウォッチの土台を築き上げたサブマリーナーの、さらに人気のあるのがグリーンサブです。特に今回のグリーンサブ126610LVは、前モデルや50周年モデルの良いところを取った評価の高いモデルです。価格の高騰は落ち着いたものの、まだまだリセールバリューが高いのは注目すべきポイントと言えるでしょう。

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