大人気モデル
ロレックスメテオライトの
価格と流通相場

ロレックスのGMTは二点の時間を知ることが出来る機能性を持ち、ロレックスを代表するモデルになります。強い人気があり二次流通市場では、定価の2倍や3倍で取引きが行われることもある、プレミア必須のモデルです。その中でもスペシャルなのは、ロレックスメテオライト系のGMTになります。

ロレックスのメテオライトは
スペシャルなモデル

ロレックスメテオライト仕様のGMTマスター126719BLROは、特別なGMTモデルです。約500万円前後の価格設定であることだけではなく、ダイヤルに使われている鉱物が希少的な価値を持っています。
メテオライトというのは、端的に言えば隕石のことです。隕石の中でも希少な鉱物になっており、パワーストーンとして利用されることもあります。直感的な能力を引き出してアイデア発想力を高めるという意味を持つそうで、この鉱物をダイヤルに使用することでラッキーやハッピーなど、縁起物的なチャームポイントになるのです。
真偽のほどは置いておくとしても、この素材が貴重であり希少性を持つことは不変の事実になります。メテオライトは人工的な組成物ではなく、隕石を原材料にしているので同じ物が二つとないモデルなのです。実際に原料の調達が出来なくなりましたし、その後の流通在庫は右肩上がりで相場が急上昇しました。生産終了モデルであっても、これほど短期間で値上がりをしたものは、指折り数えても多くはありません。通常は歳月が流れて希少価値が認められるものですが、メテオライトに関しては製造中止とセットで大幅な値上がり率を記録しました。
しかし全モデルが販売終了したのではなく、モデルによっては単発的なラインナップは行われております。現在ではデイデイトやGMTマスターなどの一部に、メテオライトの製品設定がされているのです。ただし価格は問い合わせになっていたり、GMTマスター126719BLROのように開示がされていても500万円の価格になるぐらい希少性が高いのも事実になります。GMTマスター126719BLROは素材がホワイトゴールド系なので、メテオライトでなくても高価であることは間違いありません。スペシャルな逸品であり、メテオライトダイヤルということで、将来的にも資産価値を持つ投資対象という側面を持つスペシャルなモデルです。

GMTマスターの
ラグジュアリーモデル

126719BLROはGMTマスターの中でも、特別に美しい存在です。レギュラーモデルの3倍強の価格設定と、メテオライトのダイヤルでケースはホワイトゴールドを奢ってあります。スポーツモデルの中でもラグジュアリー度は、トップクラスの逸品です。これほどの特別仕様ではあるものの、ロレックスのスポーツモデルであるイメージを覆さないのは、GMTマスターの特徴的なベゼルのおかげかもしれません。
人気と伝統のある赤黒ベゼルは、遠めでも特徴的でこの時計の古くからのアイデンティティになります。
機械式ムーブメントはCal.3285であり、正確な時を刻むクロノメーター認定のキャリバーです。日差はプラスマイナス二秒と、クォーツ時計に匹敵する制度が驚きの機構になります。Cal.3285はCal.3100番台から継続する名機として知られており、さまざまな進化の過程をたどってきました。ブルーパラクロムヒゲゼンマイや、パラフレックス耐震装置などが一例になります。Cal.3200番台になってからは、パワーリザーブ機構の強化により70時間駆動を実現しました。そしてCal.3285はGMTマスター専用のキャリバーであり、2018年のバーゼルワールドで発表された最新モデルになります。Cal.3235のGMTモデルとして、開発設計が行われました。126719BLROのリッチな外観だけに目を奪われてしまいますが、中に搭載された機械式ムーブメントも非の打ちどころのない隙のなさが魅力になります。
GMTマスターはアンティーク市場でも高い評価を受けているのが特徴です。ロングEモデルやミラーダイヤルなどは、相場はありますが程度の良し悪しでプラス100万円や200万円で取引されることも珍しくはありません。元々の相場が高いのに、この値段は希少性やGMTモデルの人気を背景にしております。126719BLROも将来、プラチナプレミアム化することがあるかもしれません。

バージョンで選べる
126719BLRO

126719BLROの特徴は個性的で気にせずにはいられない、そのダイヤルの不思議な魅力です。スポーティーなGMTがメテオライトと組み合わさることで、高いマッチングをすることは意外な収穫になります。デイトナのような装飾性の高いクロノグラフモデルならば、インパクトの相乗効果画あることは予想出来ても、シンプルなフェイスの現行GMT系でこれほどマッチングすることは規格外と言わざるを得ません。特徴的な赤青のベゼルとの親和性、GMT針との相乗効果で新しいラグジュアリースポーツというジャンルを構築しております。
126719BLROはその他に、ブルーダイヤルを選ぶことが可能です。定番ではありますがオイスターブレスにより、堅朗感はアップしております。選び楽しむというロレックスの基本コンセプトを体現していながら、素材を贅沢に使用することでスポーツモデルの枠組みを楽に超えているのは間違いありません。
126719BLROブルーダイヤルは定価の高さや金相場の高騰、ホワイトゴールドのプレミアムモデルと言うことで、相場金額も高止まりしており高水準を維持しております。発売後からプレミアム価格に突入して下がりません。現在買うべきロレックスの筆頭とまで言われているモデルになります。
126719BLROのメテオライトダイヤルモデルは、プラスアルファで希少性も付与されているのが特徴です。天然鉱石を用いている関係上、生産中止になってもおかしくないモデルになります。過去に別のシリーズでメテオライトダイヤルモデルは廃盤になり、一気に中古市場の相場が上昇したこともあるのです。
メテオライトのGMTはペプシモデルと同等の急激な値上がり幅を見せたモデルで、メテオライトダイヤルのGMTマスターは500万円から700万円クラスという査定相場になります。前述したように廃盤になり生産中止になれば、元から数が出ていないことでプレミア化が必須になっているので相場が高いのです。人気のあるGMTだからこそ、付加価値はより強くなる傾向があります。

赤黒ベゼルの名機モデル

126719BLROが現行のフラッグシップGMTマスターになります。それ以前では2007年に生産を終了した16710モデルが有名です。1990年から2007年まで流通しており、現在でもロレックスファンからは熱い支持を受けている製品になります。ＧＭＴマスター2では初めて赤青ベゼルが採用されたことから、その特徴的なデザインが新しいロレックスファンを獲得する原動力になりました。
16710は約18年継続した息の長いモデルで、ロングセラーを続けながらブラッシュアップを行いさまざまなマイナーチェンジモデルと、高い完成度を誇った名品になります。16710モデルは赤青ベゼルだけではなく、赤黒ベゼルや黒単色ベゼルも人気でした。
3100番系のキャリバーを搭載しており、ウィークポイントであったクイックチェンジの不都合が解消されたことや、サファイヤクリスタル風貌を採用したことで現行品に近い仕様になっております。この品番はRef1675に匹敵するロングセラーモデルであり、長い販売期間を経て熟成していったモデルです。
そのために比較的に耐久性が高く故障の心配も少なく、アフターケアもしやすくなっております。高年式のモデルならば、現行商品と変わらないケアで十分ですが、一度メンテナンスやオーバーホールがされていると安心です。
2007年に生産中止になってから、2014年に116719BLROモデルで赤青ベゼルが復活したことは、当時ファンの間で大きな話題になりました。126710になりステンレスモデルに赤青ベゼルが搭載され、これが決定打と思われていたところ126719BLROの登場で、ホワイトゴールド仕様のメテオライトダイヤルの赤青ベゼルという、贅沢過ぎる逸品が登場してしまったことは驚愕であり、時計コラムニストたちもこのニュースを信じられないという言葉で結んでいたのです。隕石をスライスした文字盤は、装飾的なだけではなく天文学を愛好する人や鉱物が好きな人など、手に入れたいと考えている人は少なくありません。

GMTマスターの誕生

GMTマスターは24時間針を搭載したロレックスを代表する腕時計であり、異なるエリアの時差を一瞥で判断する利便性を持っております。旅をする時計であり、堅牢なボディと見やすいダイヤルがこのモデルの特徴です。世界を旅するビジネスマンから、取材で飛び回る新聞記者まで愛用者はアクティブな職業に従事していることが多く、働く男の時計として憧れの逸品でした。
GMTマスターは多彩な展開が特徴的で、年代によってさまざまな変化をします。ベゼルの色合いだって単色の黒や赤黒のコンビ、人気のある赤青モデルや緑の単色など幅広く存在するのです。知っているようで知らないGMTマスターの魅力を、もう一度噛み締めてみることも再発見があるかもしれません。
GMTマスターが開発プランの俎上に上がったのは、1950年だと言われております。自動巻きユニットの成功により急成長していたロレックスは、ビジネスマン向けの時計の開発に着手するための方向性を探っておりました。コンセプトとしてはスポーツモデルで成功した、山や陸上の移動時のエクスプローラーモデル、海で使えるサブマリーナ系に続く、空で活躍するための一本を製作するために新しいアイデアのヒントを探していました。
タイムリーにアメリカン航空からパイロットウォッチに関する連絡をもらい、ヒアリングをする機会があり次回作のコンセプトを設定することが出来たのです。それは出発地と到着時の時刻を知ることが出来る機能であり、24時間針により一瞥で視認出来るようなデザインと機能を織り込んだ全く新しい時計、GMTマスターとして世の中に生み出しました。
初期モデルはベークライトベゼルを搭載しておりましたが、このベークライトは経年変化により劣化しやすく、中古市場でもひび割れや修理パーツ交換がされているモデルが多くなっております。やがてメタル化したことと、ケースサイズを40ミリにするなどして、セカンドモデルのRef.1675は20年間マイナーアップデートを繰り返しながら完成度を高めていったのです。

GMTマスターを高く売りたい

GMTマスターは人気も知名度もロレックスを代表するモデルであり、直営店で定価購入した時計を買取りしてもらっても十分に元が取れます。さらに過去の希少品やプレミア化した製品ならば、定価の２倍や３倍で取引されていることも珍しくはありません。GMTマスターにはレアモデルがあり、該当するモデルならば現行の新品と匹敵するか、それ以上の価格になっております。一例ではファットレディと通称で呼ばれる、16760モデルは黒と赤のベゼルを持っておりマニアの間ではコークベゼルと呼ばれて人気です。安いもので200万円弱で、高いモデルは600万円超になっております。
近年注目を集めているのは急上昇中の116710Nモデルです。2019年まで製造されていましたが、中古市場では100万円台後半から400万円近い価格まで値幅があり、現在進行形で相場は上昇しております。セラクロムベゼルを搭載しており、セラミックにはプラチナコーティングが施されているのが特徴です。
GMTマスターを中古市場で高額査定してもらいたいのならば、希少モデルや人気モデルを入手することが近道になります。紫綬流通数が多いので人気がありプレミア化していても、価格差はそれほど高くはありません。一部のモデルを除いては、安定した状態になっております。中古市場では現在価格が安いモデルが、10年後など大化けする可能性もあります。
青田買い的に現行商品をいくつか購入してもいいかもしれません。とくに期待値が高いのは、やはりメテオライトダイヤルを採用した126719BLROです。既に現行商品の中でもプレミア化が進んでおり、定価よりも200万円程度高額な価格で取引されたケースも過去にはありました。デイトナなどのメテオライトベゼルの人気を見る限り、廃盤商品化したら一気に値段が上がるとみて間違いありません。市場流通量が少なく高価なモデルですが、それだけに今後の相場は追い風になっております。

まとめ

GMTマスターはロレックスの名品です。旅客機のパイロットのリクエストから製品開発を行い、実際にアメリカン航空に採用されたこともあります。質実剛健で機能的であり、独自のベゼルデザインが人気です。126719BLROはフラッグシップモデルとして、GMTマスターの中でも異彩を放つ傑出した存在になります。

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