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    物づくりの姿勢から誕生した
    カシオの腕時計

安価で高品質を目指す
物づくりの姿勢から誕生した
カシオの腕時計

カシオを世界ブランドへと
高めた物づくりへの情熱

カシオでは全3章からなる創造憲章という企業理念を定めており、ここから物づくりへの情熱とこだわりが感じられます。第1章は独創性を大切にして「普遍性のある必要」を創造すること。普遍性のある必要とは、誰にとっても必要でありながら、今まで世にはなかったものを新しく創造することを意味しています。第2章は社会に役立ち、喜びと感動を提供すること。第3章はプロフェッショナルとして常に誠実で責任ある言動を貫くこと、です。

こうした姿勢が、カシオ時計の「高品質でありながら低価格」という矛盾するテーマを成立させてきた所以です。世界で1億本の販売実績があるG-SHOCKに関しても、制作過程で200を超える失敗があったと言います。落としても壊れない時計は今では普通となりましたが時計は精密機器、落とすと壊れるのが普通だったそうです。さらに腕時計という小型の精密機器に頑丈さを求めるのは従来のセオリーから外れており、企画者は上司から散々リテイクをもらったと言います。それでもめげることなく挑戦したことで、この傑作時計は完成しました。

 

カシオのブランド誕生と歴史

カシオが創業されたのは戦後すぐの1946年のこと、東京都三鷹市に樫尾製作所が開かれてスタートしました。カシオは始めから時計を扱っていたわけではありません。さまざまな電子機器を扱う会社でもあったことなど、まずはそのブランドの成立を見ていきましょう。カシオは指輪型のタバコ器の製作から始まり、54年には小型電気式計算機(電卓)の試作を手掛けます。その3年後には世界初の小型電気式計算機「14-A」により、電卓業界のトップランナーとして大きな注目を集めました。時計業界に参入して注目されるきっかけになったのは、74年の「カシオトロン」の発売です。その後70年代から時計の販売やシェアが徐々に増えていきました。

80年には電子楽器のカシオトーンを発売。ピアノやチェンバロといった鍵盤楽器はもちろんのこと、弦楽器や管楽器まで29の音色が表現できる電子楽器です。翌年には電子辞書を開発、そして83年にG-SHOCKが作られました。この他80年代はポケット型液晶テレビやワードプロセッサなど、革新的なものを次々と手掛けて日本を代表する電子機器メーカーへと成長しました。

 

カシオが時計分野で
受け入れられるように
なるまでの過程

カシオが時計業界に本格参入するきっかけになったのは74年のカシオトロンの発売です。カシオトロンは世界初のオートカレンダーを搭載したデジタル式時計です。クォーツになり日差はほとんどなくなりました。ちなみに70年代は機械式時計に代わりクォーツ時計が市場を席巻し始める時代となります。日本はクォーツ時計を発明した国であり、カシオもクォーツ時計を代表するブランドに成長します。

次に時計業界のトレンドになったのは電波時計です。電波により時刻とカレンダーを自動修正する技術で、この分野においてもカシオはこの技術の先見性にいち早く気づき、97年に「FKT-200LJ」を発売します。さらに90年代は「G-SHOCK」の爆発的なヒットがありました。もともと80年代に販売されていた商品でしたが、ハリウッド映画の衣装に採用されたことで、95年前後から若者ファッションのスタンダードになります。G-SHOCKの成功はカシオ全体の売上の3割を占めるまでになり、同社を代表するブランド時計です。

 

30年以上も世界中で愛され
続けるカシオブランド

カシオが時計業界に参入してから半世紀が経過し、G-SHOCKの大ヒットからも30年近くが経とうとしています。世界で愛される理由には、時計の頑丈性と機器の正確さがあるでしょう。74年に販売されたカシオトロンは中古市場に出回ることがありますが、このクォーツ式時計は日差などはほとんどない製品も多いと言います。G-SHOCKは耐久性と頑丈性の高さから、自衛隊や海外の軍隊に採用されるほどの性能を持ちます。デコボコとした無骨なデザインセンスは、時計の表現の可能性を大きく広げました。G-SHOCKから派生したベイビーGを始めとする派生ブランドも多いです。

時計は生涯に一本といわれるほど、長い時間を一緒に時を刻むものです。その意味で言えば、頑丈さや正確さは何よりも大切なものと言えます。加えて、一生モノの時計が数万円で購入できることはカシオの大きな強みです。それがカシオブランドが何十年も愛されている理由でしょう。日本の物づくりを代表する時計ブランドと言えます。

 

まとめ

創業100年を超える企業が多い時計業界の中で、後発のカシオは数十年かけてブランドを育て上げ、多くの人々の信頼を勝ち取ってきたことが分かります。特にG-SHOCKは1億本を売り上げるモンスター商品にまで成長しました。現在のカシオもG-SHOCKを始め、さまざまな商品ラインナップで楽しませてくれます。新しい技術が開発されたらすぐに取り入れる企業風土ですから、ガジェット好きにはたまらない時計ブランドのひとつと言えるでしょう。

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