コラム

ハンガリーの100コロナ金貨の実力

●戴冠式から40年を迎えて作られた金貨

戴冠式40周年記念を祝してハンガリーから発行されたコロナ金貨は100ドルコイン。発行は1908年となかなかの歴史もの。サイズが大きめなのでデザインが凝っています。

ハンガリーの王として君臨したフランツ・ヨーゼフ1世の肖像画が彫られているのですが、横顔のみではなく、顔は横向きで身体はほぼ正面を向いた全身像が彫られているのが特徴。これも直径37mmという大きなコインだからこそできるのでしょう。その周りに文字をぐるりを1周刻むほどの余裕さえあります。

その反対側の面にはハンガリーの国章を2人の天使が支えている姿が見えます。この天使も子供ではなく大人の姿で全身で描かれている点がとても珍しい。天使像は日本でも人気が高いですしこれらのデザインからコレクターは国内にも多く存在しているのかもしれません。

●金貨としてはかなり立派なコイン

コレクション金貨としてもそこそこ魅力的ではあるのですが、売却を検討している人にとってもこのコロナ金貨はとても魅力的なコインのはず。まずは金の含有率。これは90%を記録。なかなか高い数字ですし、金貨としては合格点。

1gあたりの買取額が大きくなるのは容易に想像できますが、問題は重さ。100コロナ金貨はその重さが33.8グラムもあります。正確には33.875グラム。この純度でこの大きさであればコレクションとしての魅力を感じなくなったり、あるいはどうしてもコレクションとして持っておくことができなくなった場合でも、最後の最後にきっと役に立ってくれるでしょう。