コラム

100以上前に発行されたフラン金貨

●異国の雰囲気漂うチュニジアの金貨

金貨の収集家は希少価値もさることながら、そこに刻まれたデザインにも魅力を感じて集めている人も少なくはないはずです。日本の雰囲気ではなく、さらに日本人に馴染みも少なめで金製のコインを多く発行しているイギリスやアメリカなどとは違った国の金貨の中でも、異国情緒漂う金貨と言えばチュニジアが発行していたフラン金貨でしょう。バリ造幣局によって鋳造されたこのフラン金貨は20フランという額面。

表にはアラビア語が刻まれているのが特徴で、これがその異国情緒の雰囲気をより一層に感じさせてくれるでしょう。20フラン金貨のため、裏面にはその額面が大きく刻まれており、発行年とミントマークも刻まれています。これによっていつ発行されたのか、また、どこで発行されたのかが確認できるわけです。その他のデザインも日本の金貨にはない雰囲気ですから、興味を持つ人も多いと思います。

●品位も高く重さもそこそこの金貨

チュニジアの20フラン金貨の価値ですが、金貨ですから20フランという額面は無視しても大丈夫。カラット数は21.6なので金の含み率としては90%ほどとなっています。ほぼ純金製と言えるため、買取価格も高めになってきます。

重さは6.4516gと非常に細かい値。飛び切り重いというわけではありませんが、買取に出してがっかりしてしまうほど軽いわけでもありません。この程度の重さでも買取価格を高く見積もれるのは21.6金だから。ちなみに直径は21.15mmです。

発行は1903年からなので100年以上も前の金貨ですが、発行枚数はトータルで60万枚ありますから、希少性という意味ではまだまだ低いままでしょう。