コラム

オランダ発行のグルデン金貨

●デザインは長年即位した女王の肖像

ひとつの国や王国が発行する金貨では、その国の国王や女王が刻まれているものが多くあります。イギリスやイギリス領が発行するものには必ずエリザベス女王が刻まれています。グルデン金貨はオランダが発行していた金貨なのですが、ここにも当時の女王の肖像が刻まれています。その名はウィルヘルミナ女王。

この女王の特徴は在位が58年と長かったこと。その間に発行されたグルデン金貨はずっとウィルヘルミナ女王の横顔がレリーフされていたのですが、発行された年代によって徐々に顔が変化しています。

また少女だった女王の顔が刻まれたものは「girl head」と呼ばれており、そこから「young head」、「mature head」、そして「old head」へと続いていきます。どの女王像が買取の際に有利になるかといったことはなく、基本的にはどの年代のものも重さが同じであれば変わらない買取価格になります。

●額面は違えど買取価格は同様

オランダのグルデン金貨には100グルデン金貨と10グルデン金貨が存在しています。通常額面が異なると大きさや重さも異なるものなのですが、グルデン金貨はそんなことはありません。微妙な違いはあるものの、両者共に22mmほどの直径を持つ金貨で、重さも6.7gほどとほぼ一緒。この点は少し珍しいタイプの金貨と言えるでしょう。

品位に関しては重さや直径よりも少し差が出てきます。100グルデン金貨はK22、一方の10グルデン金貨は21.6Kです。K22の100グルデン金貨の方が若干買取価格が高くなるのはこの品位が上位であるから。しかしどちらも高額買取間違い無しの金貨です。