コラム

趣はあるものの簡素なデザインの金貨

●趣はあるものの簡素なデザインの金貨 イランやイスラムといった中東に金貨のイメージを抱いている人はあまり多くないかもしれません。金貨はどちらかと言えばヨーロッパのイメージが強いと思います。しかしイラン・イスラム共和国では過去に金貨が発行されています。それがパーレビ金貨。 パーレビとはパフラヴィー朝やパフレヴィー朝と呼ばれるイランの王朝の別名。当然この金貨に刻まれているのはイランの文字であり、日本人ではなかなかこれを読むことはできないでしょう。 金貨では定番と言ってもいい国王とその国を象徴する動物、これがパーレビ金貨にも刻まれています。特徴的なのはそのデザイン。デザイン力や表現力と言ってもいいでしょうか、加工技術の乏しさからか非常に簡素。これはこれで趣はありますが、好き嫌いが分かれるかもしれません。もちろんこういったデザインは買取金額には影響しません。 ●種類が豊富で買取金額もさまざま パーレビ金貨の買取金額に影響してくるのは種類です。この種類とはデザインのことではなく、幾らの額面を持っている金貨であるかということ。最も大きいのは10バーレビ金貨。次に5パーレビ金貨、その後には2と2分の1パーレビ金貨があり、1バーレビ、2分の1バーレビ、4分の1バーレビと続きます。 額面が幾つも存在している金貨は多いですが、その中でもパーレビ金貨は非常に多くの種類が作られた金貨としても知られています。品位はいずれも同じで21.6金ですから、最も重い80g以上を誇る10パーレビ金貨であればビックリするくらいの査定額が提示できるでしょう。
●共和国建国100周年の記念金貨

ペソ金貨は幾つかの国が発行していますが、ウルグアイのペソ金貨は5ペソという額面で発行されています。日本にとってはあまり馴染みのないウルグアイ。このペソ金貨は1930年に発行されたもので、ウルグアイ共和国の建国100周年を記念してウルグアイが発行したもの。

この金貨の表面には男性の横顔が刻まれていますが、この人はウルグアイ共和国が独立を果たす際の戦争で英雄として活躍したホセ・ヘルバシオ・アルティガス。裏面には大きく額面が刻まれ発行年数も入れられています。当時の趣が感じられるデザインですね。必要最低限の要素だけを取り入れている、とても潔いデザインもウルグアイのペソ金貨の特徴と言えるでしょう。

●希少価値は小さい地金型の金貨

少し古めの金貨ではありますが、それだけではなかなかプレミアはつきません。ウルグアイの5ペソ金貨は鋳造自体は10万枚だと言われていますが、世の中に出回ったのは1万4,000枚程度とされています。こう考えればなかなかプレミアがありそうなものの、しかしそのデザインのシンプルさから金貨コレクターの心を鷲掴みにするまでには至っていないようで、買取の際にもプレミア価値を上乗せすることは困難。

全体の91%以上が金でできており、質量が8g以上あることを考えれば決して安い買取価格にはなりません。汚れやキズがあってもOK。大きく欠けている場合には質量が変わってきますから買取金額も下がってしまいますが、変形程度であれば高価にて買取致します。1枚だけでも買取対象になりますし、複数枚の持ち込みも大歓迎です。