コラム

イラン・イスラム発行のパーレビ金貨

●趣はあるものの簡素なデザインの金貨

イランやイスラムといった中東に金貨のイメージを抱いている人はあまり多くないかもしれません。金貨はどちらかと言えばヨーロッパのイメージが強いと思います。しかしイラン・イスラム共和国では過去に金貨が発行されています。それがパーレビ金貨。

パーレビとはパフラヴィー朝やパフレヴィー朝と呼ばれるイランの王朝の別名。当然この金貨に刻まれているのはイランの文字であり、日本人ではなかなかこれを読むことはできないでしょう。

金貨では定番と言ってもいい国王とその国を象徴する動物、これがパーレビ金貨にも刻まれています。特徴的なのはそのデザイン。デザイン力や表現力と言ってもいいでしょうか、加工技術の乏しさからか非常に簡素。これはこれで趣はありますが、好き嫌いが分かれるかもしれません。もちろんこういったデザインは買取金額には影響しません。

●種類が豊富で買取金額もさまざま

パーレビ金貨の買取金額に影響してくるのは種類です。この種類とはデザインのことではなく、幾らの額面を持っている金貨であるかということ。最も大きいのは10バーレビ金貨。次に5パーレビ金貨、その後には2と2分の1パーレビ金貨があり、1バーレビ、2分の1バーレビ、4分の1バーレビと続きます。

額面が幾つも存在している金貨は多いですが、その中でもパーレビ金貨は非常に多くの種類が作られた金貨としても知られています。品位はいずれも同じで21.6金ですから、最も重い80g以上を誇る10パーレビ金貨であればビックリするくらいの査定額が提示できるでしょう。