コラム

純金製の皇太子殿下御成婚記念金貨

●渋い柄と記念金貨で収集家も多数存在

皇太子殿下御成婚を記念して平成5年に造幣局が鋳造した金貨は、派手なデザインではないものの、ここに特に年配のコレクター心をくすぐる要素が詰め込まれているように感じます。

表に描かれているのは瑞鳥の鶴が2羽寄り添うように優雅に飛ぶ姿と波です。波は金貨全体に描かれており、その形状から日本画を思わせるようなデザインになっているのがこの金貨の特徴。裏には皇室の紋章である菊マークと皇太子殿下のお印である梓がレリーフされています。こちらもどちらかというと渋めな柄で、平成に入ってから作られたとは思えないようなデザイン。

もちろん収集家が熱を上げるのはデザインが良いからだけではありません。純金で作られており、なんと言っても皇太子殿下御成婚という記念すべき出来事によるものだからです。

●セットではなくても十分高い価値あり

皇太子殿下御成婚記念硬貨は金貨だけではなく銀貨と白銅貨も作られています。額面だけで見れば金貨が5万円、銀貨は5,000円、そして白銅貨は500円となっています。これはもちろん額面なので、実際の買取価格とはまた異なってきますが、3つが揃っている方がトータルでの買取額も当然アップします。

しかし金貨だけでも十分価値がありますから、もしお持ちであるならば査定を受けてみることをおすすめします。

この金貨は200万枚が発行されているため、金の価値以上の価値が見出されるのはまだまだ先のこと。鑑賞以外に使い道を見出すのはなかなか難しいため、最近は買取に出される方も増えてきています。