コラム

2種類のモントリオール五輪金貨

●額面は同じでも品位が異なる金貨
モントリオール五輪の記念金貨として発行されたのは100ドルの額面を持った金貨です。しかし同じ100ドルの額面を持っているにもかかわらず、2種類の異なる金貨が発行されています。とはいってもデザインが異なるわけではありません。品位が異なるのです。品位とはその金の質のことですが、一方は917/1000と、それなりに金を含んだ金貨。もう一方は583/1000と、金貨とは言うもののコインの半分ほどしか金が含まれていない金貨が発行されているのです。これは少し珍しい現象ですね。
より多くの人に安い金額で記念金貨を届けたいということだったのでしょうか。どちらもデザインには大きな違いは見られず、また、とてもシンプルなデザインになっています。

●デザインや記念よりも金の価値で買取
モントリオール五輪の記念金貨はデザインも特に優れているわけではないため、プレミアがついたり、コレクター間で高額で取引されることもないでしょう。記念金貨としての価値はありますが、個人で楽しむ範囲に留まると思います。
となれば買取に出す場合ですと、純粋に金の含有量とその重さによって価格が決定することになります。こうなった場合には大きな純度の差異がある2種類の記念金貨で大きな買取価格の差が出てくることは避けられません。当然917/1000の金貨の方に高い金額がつきます。しかし583/1000も金を含んでいるわけですから、価値がゼロというわけではありません。
また、モントリオール五輪の記念硬貨としては銀貨が大きく取り上げられることもあります。当店では銀貨の買取も行っていますから、金貨ほどの価格はつかないものの、一度お持ちください。金貨の品位の識別のための査定も大歓迎です。”