コラム

ジャック・カルティエのカナダ金貨

●出航から450年を記念したカナダ金貨
「カナダ」と当たり前のように呼んでいますが、この土地にこのカナダという名称をつけたのはジャック・カルティエであると言われています。このジャック・カルティエという人物は探検家であり侵略者。こう言うとあまり良いイメージはないかもしれませんが、探検に次ぐ探検でカナダという土地を切り開いたと考えれば、非常に大きな功績を残した人物であると言えるでしょう。
そのジャック・カルティエは1534年にサンマロを出航しています。カナダの100ドル金貨のジャック・カルティエバージョンにはこの出航年数である「1534」という文字がしっかりと刻まれ、そしてジャック・カルティエの名前を挟んでその450周年を記念しての発行となるため「1984」と記されています。もちろん100ドル金貨であることも同時に刻まれています。

●両面人物の珍しい100ドルカナダ金貨
カナダの記念金貨と言えばエリザベス2世の肖像です。定番となっている肖像ですが、ジャック・カルティエに描かれているのはティアラを載せたエリザベス2世。その裏には当然ジャック・カルティエの肖像が描かれ、少しタッチを変えて船も一緒に描かれています。このあたりのデザインはとても細かく、見ているだけでも楽しめる金貨になっています。
記念金貨で表裏両面とも人物が描かれているものはさほど多くはありません。動物や植物などが主流ですから、そういった意味ではこの金貨は珍しいと言えるでしょう。
カナダの100ドル金貨には他にもビッグホーンが描かれたものもありますが、質量や大きさ、そして買取価格を大きく左右する品位もジャック・カルティエのものと変わりません(どちらも22金)。”