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高級時計のベルトを交換する目安は?種類別の特徴や依頼時のポイントなども解説

時計を長く使っていると、ベルトは必ず劣化します。高級時計の機能性や美しさを保つためには、定期的なベルト交換は不可欠といえるでしょう。では、ベルト交換はどれくらいの頻度で行なうのがよいのでしょうか。

今回は、高級時計のベルト交換頻度やベルトの素材別の特徴、ベルト交換時のポイントなどを解説します。セルフ交換の方法や革製ベルトの寿命を保つための方法など、ご自宅でできる対策も紹介するので参考にしてください。

高級時計のベルトを交換する目安

高級時計のベルトには、おもに「革製ベルト」と「金属製ベルト」の2種類があり、時計ブランドによって、異なる素材やスタイルのベルトが使用されています。

例えば、ロレックスでは、ステンレススチールを用いた金属製ベルトが主流です。一方で革製ベルトが主流のブランドもあるなど、時計ブランドごとに独自のベルトへのこだわりが見られます。

一般的に、金属製ベルトより革製ベルトのほうが、定期的な交換が求められます。革製ベルトの交換頻度の具体的な目安は、2~4年ほど使用した頃です。金属製ベルトの場合も、革製ベルトより頻度は低いものの、定期的なメンテナンスや交換は必要です。

<関連記事>ロレックスのベルトの外し方は簡単?注意したいことやおすすめの換え方

金属製よりも革製のベルトの交換頻度が高い理由

革製ベルトの交換頻度が高い理由は、人間の汗や皮脂、外部の環境刺激に弱く、経年劣化が進みやすいことが挙げられます。特に、腕時計を普段装着している時間が長いほど、外部の刺激にさらされる時間も長くなり、ベルトの交換頻度は高まるでしょう。

一方、金属製ベルトは基本的に水洗いが可能で、人間の汗や皮脂が付いても手入れが容易です。そのため、革製ベルトよりも劣化の進行が遅く、比較的長期間の使用が可能となります。

また、革製ベルトの特徴として、ベルト留めの穴の広がりや表面のひび割れ、色あせといったトラブルが生じやすい点が挙げられます。これらのトラブルが起きた場合も、ベルトの交換が必要となるでしょう。

トラブルが目立ちにくい高級時計を使いたいのであれば、ベルトを革から金属に変更するという選択肢もあります。

例えば、カルティエやハミルトンのような高級時計を毎日のように使用する場合は、革から金属にベルトを変更し、より長くきれいな状態を維持できるようにするのも一つの方法です。

高級時計のベルト交換の参考に!種類別の特徴を紹介

腕時計のベルトは、革製や金属製などさまざまな種類があります。ベルトの種類によって時計の印象や雰囲気が大きく変わるため、ファッションや好みに合わせて交換するのも高級時計の楽しみ方の一つです。

以下では、ベルトの種類別に特徴を紹介します。

金属製ベルト

金属製ベルトは、ステンレスやチタン、ゴールドを素材としたベルトです。ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活用でき、耐久性に優れているため、適切に手入れを続ければ長く使えるのがメリットです。

ただし、水や汗が付着したまま放置するとサビが発生する可能性があるので、日頃からのメンテナンスが美しさを保つポイントとなります。

革製ベルト

革製ベルトは、牛革や豚革、馬革など動物の皮の素材が使用されており、クラシックなデザインの時計と相性が良いのが特徴です。素材によっては高級感やカジュアル感の演出も可能で、さまざまなスタイルに対応できます。

金属製ベルトに比べてリーズナブルな価格設定が魅力ですが、汗や水に弱く変色しやすいため、こまめな手入れが欠かせません。

ナイロン製ベルト

ナイロン繊維を使用したナイロンベルトは、普段使いやスポーツ用の時計に適しています。型崩れしにくく、摩擦にも強いなど多くのメリットがあります。

ただし、デザインによってはカジュアル感が強くなるので、フォーマルな場に着用する時計には向いていないかもしれません。耐久性もやや劣り、1年ほどで劣化する傾向にあるため、ほかの素材と比較しても交換サイクルは早めといえるでしょう。

ラバー製ベルト

ラバーベルトは、合成ゴムまたは天然ゴムを素材としたベルトです。汗や水に強く、洗剤で洗えるなど、メンテナンスの手軽さが大きなメリットといえます。そのため、マリンスポーツやアウトドアで使用する時計として人気を集めています。

ただし、通気性が乏しい点や、紫外線・経年により劣化する点には注意しましょう。

<関連記事>ロレックスでラバーベルトのモデルがあるの?

高級時計のベルト交換を依頼する際のポイント

高級時計のベルト交換を納得いくものにするためには、交換を依頼する際にいくつか注意しておきたいポイントがあります。

以下では、適切に依頼するための2つのポイントを紹介します。

専門家へ依頼する

高級時計のベルト交換における大切なポイントの一つは、専門家に依頼することです。価値の高い腕時計だからこそ、安心して任せられる専門家に依頼しましょう。

依頼先の候補としては、正規メーカーと一般の時計修理業者が挙げられます。どちらに依頼するかは、修理を依頼したいブランドの種類や時計の状況などに応じて判断することが大切です。

まずは身近にある修理先の情報を調べてから、適した依頼先について検討しましょう。

費用目安を把握しておく

ベルトの交換を検討する場合、どのくらいの費用が必要になるかを事前に確認しておきましょう。

例えば、正規ベルトを使った交換をメーカーに依頼する場合、7~8万円ほどの費用になることも珍しくありません。ベルトの素材次第では、交換だけで10万円以上の見積もりになる場合もあります。

予算と相談しながら、どのような素材に変更するかを決めることが大切です。

少しでも交換費用を抑えたいのであれば、正規メーカーではなく、一般の時計修理業者に依頼するのも一つの方法です。時計修理業者の場合、2~3万円程度で対応してくれるところが多く、正規メーカーよりも費用が比較的安価な傾向にあります。

ただし、実際の金額は、時計の状態や交換したいベルトの種類によっても変わってきます。納得したうえで依頼するためにも、まずは見積もりを取るようにしましょう。いくつかの業者に見積もりを依頼し、比較してから依頼先を決めるのがおすすめです。

高級時計でなければセルフでベルト交換するのもおすすめ

高級時計のベルト交換の場合は、プロに依頼するのがおすすめです。しかし、高級時計でないのなら、構造によっては自分でベルト交換を行なってみるのもよいでしょう

以下では、セルフでベルト交換する際の具体的な方法と注意点を解説します。

セルフでベルト交換する方法

セルフで時計のベルトを交換するために、まずは以下の道具を用意しましょう。

  • 交換用ベルト
  • バネ棒外し(専用工具)

また、ピンセットやセロハンテープ、大きめの紙などもあると、スムーズに交換を行なえます。以下で、基本的なベルト交換方法を紹介します。

バネ棒を外す

まず、時計本体とベルトをつないでいる「バネ棒」を外します。バネ棒の外し方は時計の構造によって異なるため、以下でパターン別に外し方を紹介します。

なお、この作業中はリューズを上向きにしておくと、安定した状態で作業を行なえます

【革製ベルト】ラグに差込口がある場合

ラグとは、時計の出っ張っている部分のことです。革製ベルトでラグに差込口がある場合の外し方は、以下の手順で行ないます。

  1. バネ棒外しのI字型の先端を差込口に押し込む
  2. バネ棒外しを差込口に押し込んだまま、ベルトをずらして外す
  3. 上記2で外したベルトから、バネ棒を取り外す
  4. もう片方のベルトを、上記1~3の手順で取り外す

【革製ベルト】ラグに差込口がない場合

革製ベルトで、ラグに差込口がない場合の外し方は、以下の手順で行ないます。

  1. バネ棒外しのY字型の谷になっている部分を、ベルトとラグの隙間に差し込む
  2. バネ棒の溝にバネ棒外しを引っかけた状態で、ベルトを押し下げる
  3. バネ棒外しを押し下げたまま、ベルトをずらして外す
  4. 上記3で外したベルトから、バネ棒を取り外す
  5. もう片方のベルトを上記1~4の手順で取り外す

【金属製ベルト】

金属製ベルトのバネ棒の外し方は、以下の手順で行ないます。

  1. 時計を裏側から見て、ベルトの隙間からバネ棒の溝を確認する
  2. 上記1で確認した溝に、バネ棒外しのY字型側がフィットするように差し込む
  3. バネ棒の溝にバネ棒外しを引っかけた状態で、ベルトを押し下げる
  4. バネ棒外しを押し下げたまま、ベルトをずらして外す
  5. 上記4で外したベルトから、バネ棒を取り外す
  6. もう片方のベルトを、上記1~5の手順で取り外す

新たなベルトを取り付ける

新たなベルトを時計に取り付ける手順は、以下のとおりです。

  1. 取り外したバネ棒を、新しいベルトに取り付ける
  2. 上記1のベルトを、時計の片側の穴に入れる
  3. バネ棒外しのY字型部分でバネ棒を押し下げながら、もう方側の穴へ入れる
  4. カチッと音がして、バネ棒が穴にはまっていることを確認する
  5. もう片方のベルトを、上記1~4の手順で取り付ける
  6. 装着したベルトを両側から引っ張り、外れないかチェックする

セルフでベルト交換する際の注意点

セルフでベルト交換する際は、ベルトの裏表を逆に取り付けたり、上下を逆にしたりというミスが起こりがちです。ベルトの向きを間違えないように、取り付け前に十分確認しましょう。

また、バネ棒は細かく、紛失しやすい部品です。作業中になくさないよう、作業スペースを片付けてからベルト交換に取りかかることをおすすめします。

なお、腕時計のモデルによっては、ベルトとケースが一体化していてベルト交換できないものや、交換の難易度が高いものがあります。特に、高級時計のベルトを無理に交換しようとして傷付けてしまうと、売却時の査定額が下がる要因になるため注意しましょう。

高級時計の革製ベルトを長持ちさせるポイント

革製ベルトは劣化しやすく、定期的な交換が必要です。ただ、少しでもメンテナンスにかかる費用を抑えたいという方も多いでしょう。革製ベルトは、扱い方次第で長持ちさせることもできます。以下ではそのポイントをお伝えします。

まず、時計を保管する際は保管環境に注意します。通気性の良く直射日光が当たらない場所を選び、ナイロン袋に入れて保管するのがおすすめです。

また、水分による劣化を抑えるため、腕時計が汗や雨などで濡れたときには、なるべく早く乾いた布で拭き取ります。拭き取ったあとは、しっかりと乾燥させましょう。

腕時計を使う頻度や装着方法も、革製ベルトの寿命に関係します。毎日使うと汗や皮脂による汚れが蓄積し、ベルト部分も劣化しやすくなってしまうため、できれば2~3日に1度の使用頻度に抑え、革製ベルトを休ませるのがポイントです。

また、腕時計の装着があまりにぴったりだと、汗や皮脂が付着しやすくなるため、少し余裕を持って手首に巻くのがおすすめです。

高級時計のベルト交換が面倒なときの対処法

高級時計のベルト交換が面倒なときの対処法を2つ紹介します。

インターチェンジャブル・ストラップ仕様の時計を選んでおく

高級時計のベルト交換をスムーズに行ないたいのであれば、あらかじめインターチェンジャブル・ストラップ仕様のモデルを選ぶとよいでしょう。

インターチェンジャブル・ストラップとは、バネ棒外しなどの専用工具を使うことなく、容易にベルト交換できる仕様のことです。

インターチェンジャブル・ストラップが採用されている時計の例としては、オーデマ・ピゲの「ロイヤルオーク・オフショア」シリーズや、カルティエの一部モデルなどが挙げられます。

買取専門業者に買い取ってもらう

ベルトが劣化した高級時計が手もとにあるものの、現在は使用しておらず、交換が手間だというケースもあるでしょう。この場合、ベルト交換はせず、そのまま買取専門業者に買い取ってもらうのも選択肢の一つです。

買取専門店「おたからや」では、ベルトが劣化している状態でも査定を行ない、高級時計の価値をしっかりと見極めることができます。

買取方法は、全国1,000以上展開する店舗での「店頭買取」、もしくは自宅にプロ査定士が訪問する「出張買取」から選ぶことができ、査定料や出張料など各種手数料は無料です。

最新相場を熟知した査定士がしっかりと査定額を算出するので、大切な時計を安心してお任せください。

高級時計を少しでも高く売りたいとお考えの方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

<関連記事>買取相場は目安として正しく活用!高級時計の高価買取のコツ

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まとめ

時計のベルトは、素材によって寿命が異なります。しかし、いずれも経年や使用による劣化は避けられず、定期的な交換が必要です。特に、自然素材で作られた革製ベルトは劣化が早いため、少しでも良い状態を維持するには日頃の扱い方などに気を付けましょう。

ベルトの交換をプロに依頼する場合は、予算も考慮しつつ、信頼できる業者のなかから選択するのがポイントです。

「おたからや」では、ベルトが劣化した高級腕時計でも買取可能です。査定前のメンテナンスは不要ですので、使用しない時計の売却を検討している場合、まずは一度ご連絡ください。

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